中古パソコンを買ったはいいけど、「届いたあと何をすればいいの?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
動作確認の方法、初期設定の手順、セキュリティ対策、初期化が必要なケース…やることが多くて、どこから手をつければいいか迷いますよね。
この記事では、中古パソコンを買ったらやることを、動作確認・初期設定・セキュリティ対策・回復ドライブの作成・Windows 11への対応確認まで、初心者の方でも迷わず進められるように順を追って解説します。
特に注意してほしいのが、動作確認は到着したその日に済ませること。多くのショップで初期不良の対応期間は1週間以内と決まっているので、後回しにしてしまうと保証が使えなくなるリスクがあります。フリマアプリで購入した場合は初期化も必須です。
チェックリスト形式で網羅しているので、ひとつずつ確認しながら進めてもらえると安心かなと思います。
- 届いたその日にやるべき動作確認の全項目
- 初期設定・セキュリティ対策の具体的な手順
- フリマ購入時に初期化が必要な理由と方法
- 回復ドライブの作成方法とWindows 11対応の確認方法
動作確認は届いたその日にやること

中古パソコンが届いたら、まず最初にやるべきことは動作確認です。「忙しいから後でいいや」はNGです。初期不良の対応期間は、多くのショップで商品到着から1週間以内と定められています。
期間を過ぎてから不具合を申告しても、対応してもらえない可能性があります。開封したその流れで確認作業を済ませてしまいましょう。
付属品がすべて揃っているか確認する

箱を開けたら、まずは付属品のチェックから始めましょう。商品ページに記載されていた付属品が、過不足なくすべて入っているかを確認します。
- ACアダプター(電源アダプター)が入っているか
- 説明書・保証書など紙類はあるか
- マウスなど周辺機器が記載通りに入っているか
- Officeソフト付きの場合、プロダクトキーカードがあるか
ACアダプターが純正品かどうかも確認しておきたいところです。サードパーティ製の場合、電圧や電流が合わないものを使うとパソコン本体に悪影響を与えることがあるので注意してください。
また、Officeソフトのプロダクトキーは、後から「使えなかった」では困りますので、この段階で実際に入力して使えることを確認しておきましょう。
外観は説明通りの状態か確認する

続いて、本体の外観チェックです。商品ページに記載されていたコンディション(ランク)と、実際の状態が大きくかけ離れていないかを確認します。
輸送中の衝撃で傷が増えていることも稀にありますので、全面をしっかり目視してください。天板・底面・液晶画面の縁・ヒンジ周辺など、見落としがちな部分もチェックしましょう。
写真を撮っておくと、万が一クレームが必要になった際の証拠として役立ちます。開封直後に全面を撮影しておくのがおすすめです。
スペック(CPU・メモリ)を照合する
電源を入れたら、購入時に確認したスペック(CPU・メモリ・Windowsエディション)が、実機と一致しているかを照合します。
確認手順(Windows 10 / 11 共通)




Windowsマークを右クリック →「設定」→「システム」→「バージョン情報(または詳細情報)」を開きます。ここに表示される「プロセッサ」がCPU、「実装RAM」がメモリです。
注文した内容と一致していれば問題ありません。もし違うスペックが表示された場合は、すぐにショップに連絡しましょう。
ストレージの容量や種類(HDDかSSDか)は、エクスプローラーを開いて確認できます。「PC」→「ローカルディスク(C:)」のプロパティを見ると総容量が確認できます。
バッテリー残量と劣化状態を確認する
ノートパソコンを購入した場合は、バッテリーの状態も忘れずに確認しておきましょう。一般的なリチウムイオンバッテリーは、充放電を繰り返すことで少しずつ容量が低下していきます。
Battery report(バッテリーレポート)の確認手順
パソコンの画面左下のWindowsマーク(スタートボタン)をクリックし、開いた画面の上側に「cmd」と入力します。
すると「コマンドプロンプト」が表示されますので、開きます。

コマンドプロンプトの赤線の部分に「powercfg/batteryreport」と入力してENTERキーを押します。コピー&ペーストしてENTERでもOKです。

battery-reportが出力されました。ファイルの置き場にアクセスする方法はいくつかありますが、一番簡単なのはファイルパスをコピペすることです。

C:の「C」からhtmlの「l」までドラックすると色が変わりますので、この状態で「ctrlキー」を押しながら「cキー」を押します。

あとはGoogleChromeなどのブラウザ(フォルダでもOK)を開き、上のアドレスバーに貼り付けてENTERを押すと、Battery reportが表示されます。
レポートの中にある「DESIGN CAPACITY(設計容量)」と「FULL CHARGE CAPACITY(現在の満充電容量)」の数値を比較してください。計算式はこちらです。
バッテリー容量(%)= FULL CHARGE CAPACITY ÷ DESIGN CAPACITY × 100
例えば設計容量が50,000 mWhで、現在の満充電容量が40,000 mWhなら、バッテリー容量は80%です。
| バッテリー容量 | 状態の目安 | 外出先での使用 |
|---|---|---|
| 80%以上 | 良好 | 問題なし |
| 60〜79% | やや劣化 | 使用時間に注意 |
| 50〜59% | 劣化が進んでいる | 短時間利用に限定 |
| 50%未満 | 交換を検討 | 実用性に支障あり |
ショップによっては、バッテリー容量80%以上を保証して販売しているところもあります。バッテリー容量80%以上を保証している中古パソコンショップについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
動作確認でチェックすべき項目一覧
付属品・外観・スペックの確認が終わったら、実際にパソコンを起動して各機能の動作確認を行います。ここをしっかりやっておくことで、初期不良を見逃さずに済みます。面倒に感じるかもしれませんが、後悔しないためにも一通りチェックしておきましょう。
インターネット接続(Wi-Fi・有線LAN)

まずインターネット接続の確認から始めます。今どきパソコンを使うならインターネット接続は必須。Wi-Fiに問題があると、この後の作業がすべて止まってしまいます。
タスクバー右下のWi-Fiアイコンをクリックして、自宅のSSID(ネットワーク名)を選択し、パスワードを入力して接続できるか試してみてください。ページが普通に開けば問題ありません。
有線LANポートがある場合は、LANケーブルを挿して通信できることも確認しておきましょう。LTE(SIMスロット付き)モデルの場合は、SIMトレイの破損がないかもチェックしてください。
ストレージ(HDD・SSD)の健康状態

ストレージ(HDD・SSD)の健康状態は、無料ツールを使って確認するのがおすすめです。目視ではわからない内部の劣化を数値で把握できます。
おすすめは無料ソフトのCrystalDiskInfo(クリスタルディスクインフォ)です。公式サイトからダウンロードしてインストールし、起動すると健康状態が表示されます。

| 表示 | 状態 | 対処 |
|---|---|---|
| 正常 | 問題なし | そのまま使用OK |
| 注意 | 劣化の兆候あり | バックアップを取り、ショップに相談 |
| 異常 | 故障に近い状態 | 直ちにバックアップ&ショップへ連絡 |
「健康状態:正常」と表示されていればひとまず安心です。「注意」や「異常」と表示された場合は、データのバックアップを最優先にしてください。
パソコン使用中に「カチカチ」「ガリガリ」といった聞き慣れない異音がする場合は、HDDが故障に近い状態のサインであることがあります。すぐにデータをバックアップし、ショップに相談しましょう。
キーボードとタッチパッドの動作

キーボードは、メモ帳(Windowsに標準搭載)を起動して、全てのキーを順番に押しながら実際に入力されるかを確認するのが確実です。
確認すべき不具合はこの3つです。
- デッドキー:特定のキーが反応しない
- チャタリング:1回押すと2回以上入力される
- スタック:押したキーが戻ってこない(引っかかる)
タッチパッドは、ポインタがスムーズに動くか、左クリック・右クリックが正常に反応するかを確認します。クリックボタンが沈んだままになっていないかもチェックしましょう。
スピーカー・イヤホンジャックの音声確認

YouTubeなどの動画を再生して、内蔵スピーカーから音が出るかを確認します。音量を上げ下げしながら、正常に音量が変化するかも見ておきましょう。
続いて、イヤホンまたはヘッドホンを挿して音が出るかも確認してください。有線・Bluetooth両方使う予定がある場合は、できれば両方テストするのが理想です。
ZoomやTeamsを使う予定がある方は、アプリ上でのマイク・スピーカーテストもやっておくと安心です。稀に、通常再生では問題ないのにWeb会議ツール使用時だけ音が出ないというケースがあります。私自身、過去にそのパターンで初期交換になった経験があるので、念のため確認しておくのをおすすめします。
USBポート・外部接続端子の動作確認

USBポートは、USBメモリや充電ケーブルなどのデバイスを実際に挿して、きちんと認識するかを確認してください。USB-A・USB-Cなど、搭載されているポートをすべてテストするのが理想です。
電源アダプターを接続したときに、ちゃんと充電が始まるかも確認しておきましょう。バッテリー残量の増加か、充電中のアイコン表示で確認できます。
外部モニターに接続する予定がある場合は、HDMIやDisplayPortなどのポートも動作確認しておくと後々困りません。SDカードスロットがある場合も忘れずに。
液晶ディスプレイのドット抜けを確認する
液晶ディスプレイのドット抜けとは、特定のピクセルが常に点灯したまま(輝点)または常に黒く沈んだまま(暗点)になる状態のことです。経年劣化や衝撃で発生することがあります。
ドット抜けの確認方法
ブラウザで「ドット抜けチェッカー」と検索して見つかるWebツールを使うのが手軽です。画面をフルスクリーンで単色表示にして、以下の順で確認してください。
| 背景色 | 見つけやすい異常 |
|---|---|
| 黒画面 | 輝点(常時点灯)・バックライト漏れ |
| 白画面 | 暗点(常に黒い点)・輝度ムラ |
| 赤・緑・青 | サブピクセルの異常・色ズレ |
チェックの前に、画面をマイクロファイバークロスで乾拭きしておきましょう。ホコリや汚れをドット抜けと誤認してしまうことがあります。
光学ドライブの読み込み確認

DVDやBlu-rayドライブが搭載されているモデルの場合は、実際にディスクを挿入してきちんと読み込めるかを確認します。光学ドライブが搭載されていないパソコンはスキップしてください。
初期設定でやること【手順を解説】
動作確認が完了したら、次は初期設定です。「初期設定済みで届いたからそのまま使えばいいか」と思っている方もいるかもしれませんが、初期設定済みの状態で届いた場合でも、自分でやるべき作業は残っています。
販売店が行う初期設定はあくまで「起動できる状態にする」ことが目的です。Windowsのアップデート適用、Microsoftアカウントの設定、セキュリティの確認といった、あなた自身の環境に合わせた設定は購入後に自分でやる必要があります。
難しそうに見えるかもしれませんが、画面の案内に沿って進めれば初心者の方でも大丈夫です。
Microsoftアカウントの設定方法
Windows 11では、初期セットアップ時にMicrosoftアカウントへのサインインが求められます。Microsoftアカウントを持っていない場合は、この画面から無料で作成できます。
Microsoftアカウントを設定しておくと、以下のメリットがあります。
- OneDriveでファイルを自動クラウドバックアップできる
- 以前のPCのデータをOneDrive経由で復元できる
- Microsoft Storeでアプリを管理しやすくなる
- デバイスの紛失・盗難時にリモートロックをかけられる
セキュリティの観点から、アカウントには二段階認証(多要素認証)を設定しておくことを強くおすすめします。スマートフォンのMicrosoft Authenticatorアプリと連携すると便利です。
パスワード(PIN)の設定
Microsoftアカウントとは別に、パソコン起動時のロック解除に使うPIN(暗証番号)を設定します。PINはこのパソコンにしか使えないため、Microsoftアカウントのパスワードが万が一漏洩しても影響を受けません。
設定するPINは、推測されにくい数字の組み合わせにしてください。「0000」「1234」のような簡単なものは避けましょう。設定したPINは忘れないよう、安全な場所に控えておくのがおすすめです。
対応機種の場合は、Windows Hello(指紋認証・顔認証)も設定しておくとロック解除がスムーズになります。設定は「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」から行えます。
WindowsUpdateを最初に済ませる理由

初期設定の中で、最も最優先でやるべきことがWindows Updateです。中古パソコンは、最後に電源を入れた日から何ヶ月・何年もアップデートが止まっていることが珍しくありません。
アップデートされていないOSにはセキュリティの穴が残ったままになっているため、インターネットに接続した状態で放置するとウイルス感染のリスクが高まります。他の作業を始める前に、まずWindowsを最新の状態に更新してください。
Windows Updateの手順

スタートボタン(Windowsマーク)→「設定」→「Windows Update」→「更新プログラムのチェック」をクリックします。更新プログラムが見つかったらダウンロード・インストールを実行してください。再起動が求められたら再起動し、「最新の状態です」と表示されるまで繰り返します。
古いパソコンの場合、最初のアップデートに数時間かかることがあります。途中で電源を切ると故障の原因になることがあるので、電源につないだまま完了するまで待ちましょう。
セキュリティ対策でやること
OSの更新が完了したら、セキュリティの設定を確認・整えておきましょう。「とりあえず使えるからいいか」と後回しにしがちなところですが、中古パソコン特有のリスクもあるのでしっかり対応しておくことをおすすめします。
Windowsライセンスが正規品か確認する
中古パソコンの中には、稀に非正規のWindowsライセンスが使われているケースがあります。特に注意が必要なのが「ボリュームライセンス(KMSキー)」の不正流用です。これは企業向けのライセンスを個人PCに不正適用したもので、一定期間が経つとライセンス認証が切れてしまうことがあります。
認証が切れると、壁紙の変更などの設定がロックされるだけでなく、セキュリティアップデートが受け取れなくなるという深刻な問題が発生します。
ライセンスの確認方法
スタートメニューで「cmd」と検索し、コマンドプロンプトを「管理者として実行」で開きます。次のコマンドを入力してEnterを押してください。
slmgr /dlv
表示されたダイアログの「プロダクトキーチャネル」(英語環境では「License Type」)を確認します。
| 表示内容 | 判定 | 対処 |
|---|---|---|
| Retail | 正規ライセンス | そのまま使用OK |
| OEM / OEM:DM / OEM:NONSLP | 正規ライセンス | そのまま使用OK |
| Volume:KMSCLIENT | 不正流用の疑い | ショップに相談・返品検討 |
「Volume:KMSCLIENT」と表示された場合、将来的にライセンス認証が切れてWindowsが使えなくなる可能性があります。購入したショップに問い合わせ、正規ライセンスへの交換を求めてください。
ウイルス対策ソフトの設定を確認する
Windows 10・11には、標準でMicrosoft Defenderというセキュリティソフトが内蔵されています。近年のMicrosoft Defenderは性能が大幅に向上しており、プライベート使用ならMicrosoft Defenderだけで十分なケースが多いです。
Microsoft Defenderの確認手順
「設定」→「Windowsセキュリティ」→「ウイルスと脅威の防止」を開いて、「リアルタイム保護」がオンになっていることを確認してください。
もう一つ、忘れがちなのがランサムウェア対策です。Microsoft Defenderのランサムウェア防止機能はデフォルトでオフになっています。同じ画面から「ランサムウェアの防止」→「ランサムウェア防止の管理」と進み、「コントロールされたフォルダーアクセス」をオンにしておきましょう。
業務用途や機密性の高いデータを扱う場合は、有料のセキュリティソフトの導入も検討してみてください。セキュリティソフトの選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
>>中古パソコンのセキュリティ~ウイルス対策ソフトの必要性と選び方
不要なソフトを削除してスッキリさせる
中古パソコンによっては、前の所有者や販売業者がインストールしたソフトウェアが残っていることがあります。使わないソフトはシステムリソース(CPUやメモリ)を無駄に消費することもあるので、削除してしまいましょう。
「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」から、見覚えのないソフトや不要なソフトをアンインストールできます。
どれを削除していいか迷った場合は、ソフト名をWebで検索して調べてから判断するのがおすすめです。システムの動作に必要なソフトを誤って削除しないよう注意してください。
また、タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc)の「スタートアップ」タブを開くと、パソコン起動時に自動で立ち上がるアプリ一覧が確認できます。不要なものを右クリック→「無効化」することで、起動時間の短縮につながります。
管理人が実際に経験した初期不良の事例

動作確認の大切さを知ってもらうために、私自身が経験したトラブルを2つ紹介します。
1つ目は、フリマサイトで購入したノートパソコンで、特定のキーがまったく反応しないという不具合でした。届いてすぐに確認していたので返品交渉ができましたが、もし気づくのが遅れていたら「使い始めてから壊したんだろう」と言われていたかもしれません。
2つ目は、中古パソコン専門店で購入したもので、音がまったく出ないという症状でした。ショップに問い合わせて着払いで返送したところ、原因はパソコン内部の音声ケーブルが抜けていただけ。きちんとしたショップでも、こういうミスは起きます。
どちらも届いてすぐに確認していたから対応できたケースです。
時間が経ってからでは、原因の特定も難しくなりますし、保証期間を過ぎてしまうリスクもあります。パソコンが届いたら、その日のうちに確認することを強くおすすめします。
フリマ購入の中古パソコンは初期化必須

メルカリやヤフオクなどのフリマアプリで中古パソコンを購入した場合は、使い始める前に必ず初期化(リセット)を行ってください。専門ショップとは違い、個人間の取引では前の所有者のデータや設定が残ったままのケースが少なくありません。
初期化が必要な理由
フリマアプリで購入したパソコンをそのまま使い始めるのが危険な理由は主に2つあります。
1つ目は、前の所有者の個人情報が残っているリスクです。ブラウザの保存パスワードやログイン情報、場合によってはファイルやメール履歴が残ったまま届くことがあります。悪意がなくても、こういったデータが残っているのは気持ちのいいものではありませんよね。
2つ目は、ウイルスやマルウェアが混入している可能性です。出品者が意図していなくても、感染した状態のまま売られていることがあります。中古パソコンのウイルス感染リスクについて詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。
>>中古パソコンの危険性は?ハッキングやウイルス感染のリスクと対処法を解説
Windowsの初期化手順(リセット方法)
Windowsの初期化は、OS標準の機能で行えます。手順は以下の通りです。
「設定」→「システム」→「回復」→「このPCをリセット」をクリックします。
オプションの選択画面が表示されたら、「すべて削除する」を必ず選択してください。「個人用ファイルを保持する」を選ぶとデータが残ってしまいます。前の所有者のデータを完全に消去するには「すべて削除する」一択です。
その後、Windowsを再インストールする方法を選択する画面が出ます。インターネット接続がある場合は「クラウドからダウンロード」を選ぶとより確実に最新のOSをクリーンインストールできます。
初期化を実行するとパソコン内のデータはすべて消えます。残しておきたいデータがある場合は、外付けHDDやUSBメモリなどにバックアップを取ってから実行してください。
回復ドライブを作成しておく

初期設定が完了してパソコンが安定して動いているうちに、必ずやっておきたいのが回復ドライブの作成です。「今は動いているから大丈夫」と後回しにしがちですが、いざというときに作れないことも多いので、早めに済ませておきましょう。
回復ドライブとは何か
回復ドライブとは、パソコンが起動できなくなった場合に、外部からWindowsを立ち上げてシステムを修復したり初期化したりするためのUSBメモリのことです。
Windows Updateの失敗や、深刻なウイルス感染などでOSが壊れてしまったとき、回復ドライブがあればパソコンを復旧できる可能性があります。中古パソコンはリカバリーディスクが付属していないことが多いので、自分で作成しておく必要があります。
USBメモリを使った作成手順
回復ドライブの作成には、容量32GB以上のUSBメモリが必要です。16GBだと容量が足りないケースがあるので、32GBを用意してください。回復ドライブ専用になるので、中のデータはすべて消えてしまう点に注意してください。
作成手順
タスクバーの検索ボックスに「回復ドライブ」と入力し、「回復ドライブの作成」を起動します。「システムファイルを回復ドライブにバックアップします」にチェックを入れて「次へ」をクリック。USBドライブを選択して「次へ」→「作成」をクリックすると作成が始まります。容量によっては30分以上かかることがあります。
回復ドライブが完成したら、取り出してラベルを貼っておき、パソコンとは別の安全な場所に保管してください。詳しい作成手順と注意点はこちらにまとめています。
>>【図解】Windows 10、11の回復ドライブ作成方法と注意点
Windows 11への対応状況を確認する
中古パソコンを長く安心して使い続けるために、Windows 11への対応状況も確認しておきましょう。これは特に、少し古めのモデルを購入した方に重要なポイントです。
Windows 10のサポート終了について
MicrosoftはWindows 10の延長サポートを2025年10月14日に終了しました。これ以降、Windows 10に対するセキュリティ更新プログラムの無償提供は行われません。
サポートが終了したOSをインターネットに接続して使い続けることは、セキュリティリスクが非常に高くなります。2026年以降に中古パソコンを使うなら、Windows 11に対応しているかどうかの確認が必須です。
お使いのPCがWindows 11対応か調べる方法
Windows 11には、インストールするためのハードウェア要件があります。主な要件はこちらです。
- CPU:Intel第8世代(Core iXX-8000番台)以降、またはAMD Ryzen 2000シリーズ以降
- メモリ:4GB以上(実用的には8GB以上推奨)
- ストレージ:64GB以上の空き容量
- TPM 2.0:セキュリティチップが必要
- セキュアブート:対応していること
自分のパソコンがWindows 11に対応しているかを手軽に確認するには、Microsoftが無償提供している「PC正常性チェック」アプリを使うのが一番簡単です。Microsoft公式サポートページからダウンロードして実行すると、対応可否と非対応の場合の理由が表示されます。
中古市場には、本来Windows 11の要件を満たさないハードウェアに対して、非正規の方法でインストールした個体が出回っていることがあります。このようなPCは、将来的にセキュリティアップデートが受け取れなくなる可能性があります。購入前に対応可否を確認することが大切です。
まとめ:中古パソコンを買ったらやること総まとめ
中古パソコンを買ったらやることを、動作確認から初期設定・セキュリティ対策・回復ドライブの作成・Windows 11対応の確認まで一通り解説しました。最後に全体をまとめておきます。
- 付属品がすべて揃っているか確認する
- 外観が商品説明通りか確認する
- スペック(CPU・メモリ)を照合する
- バッテリー容量をBattery reportで確認する(ノートPC)
- Wi-Fi・有線LANの接続を確認する
- CrystalDiskInfoでストレージの健康状態を確認する
- キーボード・タッチパッドの動作を確認する
- スピーカー・イヤホンジャックの音声を確認する
- USBポートなど外部接続端子を確認する
- 液晶のドット抜けをチェックする
- Windows Updateを完了させる
- Windowsライセンスが正規品か確認する(slmgr /dlv)
- Microsoft Defenderのリアルタイム保護・ランサムウェア防止をオンにする
- フリマ購入の場合は初期化(すべて削除)する
- 32GB以上のUSBメモリで回復ドライブを作成する
- PC正常性チェックでWindows 11対応を確認する
項目が多く見えるかもしれませんが、一つひとつは難しくありません。特に動作確認は商品到着日に済ませることを最優先にしてください。初期不良の対応期間を過ぎてからでは遅い場合があります。
この記事の情報はあくまで一般的な目安です。ライセンスやセキュリティに関する重要な判断については、購入したショップや専門家にご相談いただくことをおすすめします。また、最新の情報はMicrosoft公式サイトでご確認ください。
中古パソコンは、適切なセットアップさえ済ませてしまえば、新品と変わらず快適に使えます。この記事のチェックリストを参考に、安心してパソコンライフを始めてもらえたらうれしいです。
中古PCをさらに快適に!おすすめのガジェットと周辺機器
セットアップが一通り終わったら、次は使い勝手をもう一段上げるための周辺機器を揃えるのもおすすめです。マウスひとつ変えるだけでも作業のしやすさはかなり変わりますし、コスパの良いアイテムを選べば出費も最小限に抑えられます。
私が実際に購入・使用したガジェットの中から、中古パソコンと相性の良いおすすめアイテムを厳選して紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
>>中古パソコン購入後に揃えたい!必須の便利ガジェットと周辺機器

中古パソコンの買い替えを検討している方へ
この記事でもお伝えしてきたように、フリマアプリでの個人間取引は初期不良時の対応がショップと比べて格段に難しくなります。
私自身、過去にキーボードの一部キーが反応しないパソコンをフリマで購入してしまい、返品交渉に時間と労力をかなり使った経験があります。運良く解決できましたが、相手次第ではそのまま泣き寝入りになっていたかもしれません。
中古パソコンを安心して使い始めるためには、保証とサポートが整った専門店で購入することが何より大切だと感じています。動作確認・クリーニング・初期化まで済んだ状態で届くショップを選べば、この記事のチェック項目の多くを心配せずに済みます。
私が実際に購入して確かめた、信頼できる中古パソコン専門店をまとめた記事もあります。購入先で迷っている方はぜひ参考にしてください。
>>【全店購入済】中古パソコンを買うならどこ?失敗しない専門店6選と選び方


