Dellのノートパソコンを修理に出す前にやるべき3つと費用の目安

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Dellのノートパソコンを修理に出す前にやるべき3つと費用の目安

Dellのノートパソコンが急に起動しなくなったり、画面が割れてしまったりすると、本当に焦りますよね。

仕事や学校で明日も使うのに、どこに修理を依頼すればいいのか、費用はいくらかかるのか、期間は何日くらいなのか…と、調べたいことが一気に押し寄せてきます。

私は中古パソコン歴20年、これまで30台以上を自腹で購入・検証してきました。DellはInspironをはじめ何台も使ってきたメーカーで、修理まわりの仕組みには正直クセがあると感じています。

サポートの名称が最近変わったり、破損修理の流れが新しくなったりと、古い情報のままだと損をしやすいんですよね。

この記事では、Dellノートパソコンの修理について、保証期間の確認方法(サービスタグの調べ方)、メーカー修理の依頼方法と流れ、部位別の修理料金や費用の目安、修理期間、そして保証切れのときにメーカーと民間の修理業者どちらが得かまで、執筆時点の最新情報をもとに一通り整理しました。

修理に出す前にやるべきことから順番に解説するので、上から読み進めれば迷わず行動できるはずです。

この記事でわかること
  • Dellノートパソコンの修理をどこに頼むべきかの判断手順
  • サービスタグを使った保証期間の確認方法
  • メーカー修理の依頼方法と部位別の費用・期間の目安
  • 保証切れのときに民間修理業者と比較して安く直すコツ
タップできるもくじ

Dellノートパソコンの修理はどこに頼む

結論からいうと、Dellノートパソコンの修理先は「保証期間内ならDell公式、保証切れならDell公式と民間修理業者の相見積もり」が基本の考え方です。

ただ、いきなり修理に申し込む前に、やっておくべきことが3つあります。ここを飛ばすと、無料で直せたはずのものにお金を払ったり、大事なデータを失ったりしかねないので、まずは順番に確認していきましょう。

修理に出す前にやるべき3つのこと

故障かなと思ったら、修理依頼の前に次の3つだけ済ませておくのがおすすめです。

  • 保証期間の確認:サービスタグで保証が残っているか調べる(残っていれば無償の可能性)
  • 簡単な切り分け:放電や診断ランプの確認で、故障でないケースを除外する
  • データのバックアップ:修理では初期化される前提で、可能な範囲でデータを退避する

意外と多いのが、実は故障ではなかったというパターンです。たとえば電源が入らない症状は、帯電(パソコン内部に電気がたまって誤動作する状態)が原因で、放電するだけで直ってしまうことがよくあります。

具体的な切り分け手順は記事の後半「症状別にみる対処法と修理費用の目安」で解説しますね。

サービスタグで保証期間を確認する方法

Dellのパソコンには1台ごとにサービスタグ(英数字7桁の識別コード)が割り振られています。

これをDellの公式サポートサイトに入力すると、機種の特定と保証ステータス、保証の残り期間がすぐに照会できる仕組みです(出典: Dell「Dell製品の保証ステータスと情報を確認する方法」)。修理依頼でも必ず聞かれる番号なので、最初に控えておきましょう。

サービスタグは、ノートパソコンの底面に貼られたラベルに記載されているのが基本です。

機種によってはバッテリーの収納部や、画面・キーボードの近くにある場合もあります。ラベルが擦れて読めなくなっていても、BIOS画面(起動時にF2キーで入る設定画面)や、プリインストールされている純正診断アプリ「SupportAssist」から確認できるので安心してください。

保証が切れていた場合でも、再契約(保証の回復)ができるケースがあります。ただし再契約料がかかったり条件があったりするので、適用できるかはDellサポートサイトでの確認が必要です。

修理でデータは消えるのかとバックアップ

メーカー修理では、ストレージ(SSDやHDDなどデータの保存場所)の交換や初期化を伴う場合があり、データは消える前提で考えておく必要があります。Dellの修理に限らず、メーカー修理全般に共通する注意点ですね。

そこで修理に出す前に、動く範囲でいいのでバックアップを取っておきましょう。覚えておくと役立つのが、画面が割れて映らなくても、HDMIケーブルで外部モニターやテレビにつなげば操作できるというワザです。

表示さえ確保できれば、USBメモリや外付けのポータブルSSD、クラウドへデータを逃がせます。普段からバックアップ用に1台持っておくと、こういう非常時に慌てずに済みますよ。

電源そのものが入らない場合は無理をせず、後述する「データそのまま」対応の修理業者やデータ取り出しサービスを検討するのが現実的です。

「修理から戻ってきたら中身が空っぽだった」というのは、修理トラブルの定番です。仕事のファイルや家族の写真など、失って困るデータがあるなら、バックアップ前に修理へ出すのは避けてください。

Dellメーカー修理の依頼方法と流れ

保証が残っている場合や、純正部品での確実な修理を望む場合は、Dellのメーカー修理に依頼するのが王道です。ここでは連絡方法から引き取り修理の流れ、期間の目安、そして保証期間内でも有償になるケースまで解説します。

Dellサポートへの連絡方法と必要な情報

Dellの修理受付は、電話のほか、オンラインのサービスリクエスト、チャット、LINEなど複数の窓口が用意されています。

個人向けの電話サポートは、執筆時点では0120-198-226(受付9:00〜21:00)という案内が確認できますが、電話番号や受付時間は変わることがあるため、最新の連絡先は必ずDell公式サポートページでご確認ください

連絡する際に手元に用意しておくとスムーズなのは、次の情報です。

  • サービスタグまたはエクスプレスサービスコード
  • 連絡先(電話番号・メールアドレス・返送先住所)
  • 症状の説明(いつから・何をすると・どうなるか)
  • 破損の場合は損傷箇所の写真(求められる場合あり)

まず電話やリモートで症状の診断が行われ、保証内かつ対象内なら無償、保証外や対象外なら見積もりが提示されて、同意後に修理が進む流れです。症状をうまく説明できるか不安な人は、エラーメッセージや画面をスマホで撮っておくと話が早いですよ。

引き取り修理の流れと修理期間の目安

Dellの個人向け修理は引き取り修理(コレクト&リターン)が基本です。依頼が確定すると指定の宅配業者が集荷に来てくれます。

ヤマト運輸が専用の梱包箱を持参する例のほか、事前に箱と出荷ラベルが送られてくる案内もあり、自分で梱包材を用意する必要は基本的にありません。回収されたパソコンはDell認定のリペアセンターで修理され、完了後に自宅へ返送されます。修理状況は問い合わせ番号を使って専用サイトから追跡できます。

期間の目安は、引き取り修理で配送込みおおよそ1週間〜10日という案内や利用者の声が多めです。ただし、保証外の単発修理サービスでは診断までに12〜15営業日(引き取り)という公式表記もあり、部品の在庫状況や混雑によってはさらに延びることもあります。

急ぎの人は、翌営業日に技術者が来てくれる「オンサイト(出張)修理」対象の保証が付いているかも確認してみてください。

Dellは国内に一般向けの持ち込み修理カウンターを広く展開しておらず、引き取りか出張での対応が基本です。「今日中に店頭で見てほしい」という場合は、後述する民間の修理業者が受け皿になります。

保証期間内でも有償修理になるケース

「保証期間内だから無料で直るはず」と思って依頼したら有償だった、というのはDellに限らずよくあるすれ違いです。Dellの標準保証がカバーするのは、あくまで自然故障(普通に使っていて壊れた場合)です。

具体的には、落下・水濡れ・過電流といった偶発的な破損は通常保証の対象外で、オプションの「アクシデンタルダメージ」系サービスに加入している場合のみカバーされます。

また、規約上も誤使用・事故・乱用・改造などによる損傷は保証から除外すると明記されています。液体をこぼした、床に落とした、といった心当たりがある場合は、保証期間内でも有償になる可能性が高いと考えておいたほうがいいですね。

保証が適用されるかどうかは、故障の原因が自然故障か過失かの個別判断になります。「この症状なら必ず無償」とは言い切れないので、最終的な判断はDellサポートの診断結果に従うことになります。

Dellの修理費用と料金の目安

修理を検討するうえで一番気になるのが費用ですよね。ここではDell公式の部位別修理料金、2025年3月から変わった破損・水濡れ修理の流れ、保証サービスの最新名称、そして修理と買い替えの判断基準まで、お金まわりの情報をまとめて整理します。

部位別にみる公式の修理料金一覧

Dell公式ショップでは、保証切れのパソコン向けに「シングル インシデント サポート(引取修理)」という単発の修理サービスが販売されており、部位別の作業料金が公開されています(出典: Dell「Dell製コンピューターで保証期間外の修理を手配する方法」)。

執筆時点で確認できる料金の目安は次のとおりです。

対象パーツ作業料金(税込・配送料込)
バッテリー10,450円
その他のパーツ6,380円
キーボード7,920円
HDD10,780円
SSD13,420円
メモリ14,850円
マザーボード18,150円
液晶パネル22,550円

注意したいのは、これが作業料金であって、部品代が別途必要になる場合がある点です。

また、シリーズ別の有償修理価格の目安としては、Inspiron(ゲーミング除く)・Latitude・Vostroなどで約17,000〜55,000円、ゲーミング系のDell GやXPS・Alienware・Precisionで約17,000〜71,500円という幅が示されています。

いずれも執筆時点の目安であり改定されることがあるため、最新の料金と条件は必ずDell公式サイトでご確認ください。

破損や水濡れ修理の最新フローと費用

ここは多くの解説記事がまだ追いつけていないポイントなのですが、2025年3月3日以降、保証期間内に起きた破損・液体損傷の修理は原則「引き取り対応」の新しいフローに変わりました(アクシデンタルダメージ系サービス未加入の場合)。

執筆時点で公式に案内されている流れは、大きく2パターンです。

  • パターン1:パッケージ価格の見積もり提示 → 支払い・発注後に回収 → 修理 → 返却
  • パターン2:回収・診断費用(5,200円)の見積もり → 支払い後に回収・故障部品の特定 → 部品代+修理作業費用(7,500円)の見積もり → 発注後に修理・返却

パターン2は、診断と修理で支払いが二段階になるイメージですね。つまり水濡れや破損の場合、最低でも診断費用の負担は覚悟しておく必要があります。

なお、BIOSパスワードのリセットなど物理部品の交換が不要な案件は、パーツなしのテクニカルサポート料金で対応するオプションもあり、30日以内に同じ問題が再発した場合は追加請求なしという公式記載もあります。

金額や運用は変更されることがあるので、依頼前に公式のお知らせで最新情報を確認してください。

保証の種類とDell Careへの名称変更

Dellの標準保証は製品によって1〜3年(多くは1年)で、引き取り修理または翌営業日オンサイトが標準で付くラインもあります。保証は出荷日起算で最長5年まで延長できる製品が多く(量販店購入は購入日起算で最長4年の案内)、購入後に「デルPC自動延長サポート」などで延長できる場合もあります。

ただし保証に空白期間ができると手続きできなくなるおそれがあるため、延長するなら切れる前に動くのが鉄則です。

もう1つ知っておきたいのが名称の変更です。2025年1月以降の新製品から、有償サポートは「Dell Care Plus」「Dell Care Premium」という新名称に順次刷新されています(旧Premium SupportがDell Care Plusに、旧Premium Support PlusがDell Care Premiumに相当します)。

最上位のDell Care Premiumには、落下・水漏れ・過電流に対応するアクシデンタルダメージ(偶発的な破損の補償)が含まれます(契約年ごとの対象件数に制限あり)。

それより前のモデルは従来のPremium Support/Premium Support Plusが引き続き適用されるので、自分のパソコンがどちらの世代かで読み替えてください。

古い解説記事では旧名称のままのことが多く、ここは混乱しやすいところです。

修理と買い替えどちらにすべきかの判断基準

見積もりを見て「この金額を出して直す価値があるのか?」と迷ったときは、私は次の2つを判断軸にするのをおすすめしています。

修理か買い替えかの判断軸
  • 修理見積もりが、買い替え候補の実売価格の半分を超えるなら買い替え寄り
  • 使用5年前後で、バッテリーやSSDなど他の部位の劣化も進んでいるなら買い替え寄り

ノートパソコンの寿命は使い方にもよりますが、4〜6年程度とする見方が一般的です。5年使った機体に4万円の修理費を払うなら、同じ予算で状態のいい中古パソコンに乗り換えたほうが満足度が高いケースは多いかと思います。

寿命のサインや買い替えタイミングの見極め方はパソコンの寿命は何年?買い替え前に知るべき症状7選と対処法で詳しく解説しているので、迷っている人は参考にしてください。

もう1つDell特有の事情として、修理用部品の保有期間が公表されていない点があります。国内メーカーは製造終了後6〜7年ほど部品を保有するのが通例とされる一方、Dellでは想定より早く部品切れで修理を断られたという声も見かけます。

発売から年数が経った機種は、メーカー修理にこだわらず、中古部品で対応できる民間修理店や買い替えも含めて検討するのが現実的です。

民間のパソコン修理業者に依頼する選択肢

保証が切れている場合や、メーカーの見積もりが高すぎた場合、データを消したくない場合には、民間のパソコン修理業者が有力な選択肢になります。料金の比較と、メリット・デメリット、業者選びのチェックポイントを順番に見ていきましょう。

メーカー修理と修理業者の料金比較

症状別に、メーカー修理と民間修理店の費用感を比べると次のようなイメージです(いずれも執筆時点の目安で、機種や損傷の程度により変わります)。

症状・部位メーカー修理の目安民間修理店の目安
液晶割れ・表示不良約3.5万〜8万円約2万〜5万円
キーボード故障約2万円前後総額1万円台後半が多い
ヒンジ破損約5万〜6万円約1.5万〜3.5万円
バッテリー交換部品約6,000〜24,000円+作業料部品+工賃で1万〜3万円程度
マザーボード・電源系作業料18,150円+部品代など基板修理対応店で2万〜5万円程度

全体の傾向として、保証切れの修理は民間のほうが安く済む場合が多いです。特に液晶割れやヒンジ破損は差が出やすいですね。

Dellのノートは比較的汎用部品が多く、修理店としても部品を調達しやすいため、他メーカーより修理代が安く済む傾向や最短即日対応の事例を挙げる店もあります(各店の自社統計なので、あくまで傾向として見てください)。

メーカー見積もりの半額程度をうたう店や、診断無料・成果報酬制の店もあるので、高い見積もりが出たらセカンドオピニオン的に相見積もりを取る価値は十分あります。

中でもPCホスピタルは、可能な限りデータを保護したまま修理してくれるのが特長で、全国に出張対応しています。作業前に見積もりを出してくれて、内容に納得できなければその時点でキャンセルもできるので、「メーカーの見積もりが高すぎた」「直すべきか買い替えるべきか判断したい」という段階の相談先として使いやすいですね。

>>PCホスピタルの無料見積りを確認する

パソコン修理業者のメリットとデメリット

民間修理業者のメリットは料金だけではありません。一方で見落とせないリスクもあるので、両面を整理しておきます。

民間修理業者のメリット
  • 保証切れの修理が安く済むことが多い
  • 店舗への持ち込みや出張など即日対応の選択肢がある
  • データそのままの修理方針を掲げる店がある
  • 部品切れの古い機種でも中古部品で直せる場合がある

特にデータを消したくない人にとって、「データそのまま」を方針として明示している業者の存在は大きいです。起動しなくなった機体から、修理はせずデータの取り出しだけを依頼できる店もあります。

一方デメリットとしては、まず分解歴がつくとメーカー保証やメーカー修理の対象外になる可能性があります。保証が残っている機体を民間で開けるのは基本的に避けるべきです。

また、業者ごとの技術力の差や、診断後に高額請求をしてくる悪質な業者の存在も無視できません。料金の安さだけで飛びつかないことが大事です。

修理業者選びで失敗しないチェック項目

業者選びで失敗しないために、依頼前に次の点を確認しておきましょう。

  • 作業前に総額の見積もりを提示してくれるか(部品代・診断料・キャンセル料込み)
  • データの取り扱い方針(消える可能性・保護対応)を明示しているか
  • Dell製ノートの修理実績や事例を公開しているか
  • 修理後の保証(再発時の無償対応期間)があるか
  • 会社の所在地・固定電話など運営元がはっきりしているか

全国展開のチェーンとしては、出張修理中心のPCホスピタル、持ち込みできるパソコンドック24、店舗網のあるパソコン工房、宅配引き取りのドスパラなどが代表的です。

各社が掲げる実績数値は自社調べの宣伝値なので参考程度にしつつ、上のチェック項目を満たすかどうかで判断するのがおすすめです。

症状別にみる対処法と修理費用の目安

ここからは、Dellノートパソコンで多い症状別に、修理に出す前に試せる切り分けと費用の目安を解説します。自分で確認するだけで直るケースも結構あるので、依頼前にざっと試してみてください。

電源が入らないときの切り分け方

電源が入らない・起動しないときに最初に試したいのが放電です。手順は簡単で、周辺機器をすべて外し、ACアダプターと(取り外せる機種なら)バッテリーを外した状態で、電源ボタンを15〜20秒ほど長押しします。

その後ACアダプターをつなぎ直して起動を確認してください。帯電が原因ならこれだけで復活します。

Dellのパソコンには診断インジケーターが搭載されていて、電源ランプの色や点滅パターン(オレンジ点滅など)、ビープ音の回数で故障箇所の見当がつくようになっています。

点滅パターンをメモしてサポートに伝えると、診断がスムーズです。ロゴ画面で止まる場合は、起動時にF2キーで入るBIOS設定のリセットや、SupportAssistの診断・OS修復で改善する例もあります。

InspironやVostroの「電源が入らない」はマザーボード起因が多いという修理店の指摘があります。また「Alert! Previous Fan Failure」と表示されるファンエラーもDellで多い故障パターンで、ファンの清掃・交換で改善する例が多いです。

画面割れや液晶の表示不良

画面割れの主な原因は、落下や、画面を閉じたままキーボードの上に物を挟んで荷重をかけてしまうケースです。経年劣化の場合は割れというより、線が入る・ムラが出る・表示が乱れるといった症状が出やすい傾向があります。

費用の目安は、メーカー修理で約3.5万〜8万円(タッチパネル搭載機や高リフレッシュレートのゲーミング機は高め)、民間修理店なら約2万〜5万円で、パネル交換2万円前後の事例も多くあります。

前述のとおり、画面が映らなくてもHDMIで外部モニターに出力すればデータのバックアップは可能なので、修理前にぜひ試してみてください。

バッテリーの劣化や膨張

バッテリーの劣化度は、Windowsのバッテリーレポート機能で最大充電容量を確認できます。気をつけたいのがバッテリーの膨張で、キーボードやタッチパッドが浮いてくる、本体が歪むといったサインが出たら要注意です。

膨張したまま使い続けるのは安全上避けるべきなので、充電をやめて早めに交換を依頼してください。

交換費用は、純正部品が約6,000〜24,000円+公式の作業料金10,450円という区分があり、民間店なら部品+工賃で1万〜3万円程度の事例が多いです。

Amazonなどで売られている互換バッテリーは3,000〜8,000円と安いものの、Dellのパソコンは純正以外を検知すると「Non Dell Battery」という警告が出て充電できない場合があります。

安全認証の信頼性にも不安が残るため、私は互換品はおすすめしていません。バッテリー交換と買い替えの線引きについてはノートパソコンのバッテリー交換費用と修理・買い替えの判断基準でさらに詳しくまとめています。

キーボードの故障や水こぼし

ノートパソコンのキーボードは機種専用の部品で、汎用品がありません。キートップ1個の破損でも、パンタグラフ(キーを支える部品)の形状が完全に一致する部品が必要になるため、自力での部分修理は意外とハードルが高いです。

費用はメーカーで約2万円前後、民間店なら総額1万円台後半が多い印象です(トップケースごとの交換になると増額)。

水やコーヒーをこぼした場合は、応急処置が勝負です。すぐに電源を切り、ACアダプターと周辺機器を外し、水分を拭き取って、絶対にそのまま通電しないでください。

乾いて動いたように見えても、ジュースやコーヒーの糖分・塩分が内部に残ると後から腐食が進みます。ドライヤーの熱風で乾かすのもNGです。大事なパソコンなら、内部洗浄まで含めて診断してもらうことをおすすめします。

自分で修理する場合の方法とリスク

実はDellは、メーカーとしては珍しくセルフ修理向けの公式パーツ販売や交換マニュアル、分解動画を提供しているんです。

保証切れ後にバッテリーやキーボード、液晶を自分で交換したい人にとって、公式情報が揃っているのは大きな安心材料ですね。たとえばXPS 13のバッテリーなら、純正部品約1万円・作業30分〜1時間ほどでDIY交換できたという例もあります。

ただしリスクも当然あります。分解に失敗すればコネクタやケーブルを傷めて被害が拡大し、最悪起動しなくなりますし、保証が残っている機体なら分解で保証を失う可能性もあります。

特にバッテリーの膨張や水濡れがからむ作業は発火などの安全リスクがあるため、無理は禁物です。工具の扱いに自信がない人や、失敗できない1台なら、素直にプロへ任せるのが結果的に安上がりかなと思います。

よくある質問

Dellのノートパソコンは店舗に持ち込んで修理できますか?

Dellは国内に一般向けの持ち込み修理カウンターを広く展開しておらず、メーカー修理は引き取りか出張(オンサイト)が基本です。今日中に店頭で相談したい場合は、パソコンドック24やパソコン工房など持ち込みに対応した民間の修理店が受け皿になります。最新の窓口体制はDell公式サポートページでご確認ください。

Dellの修理期間はどのくらいかかりますか?

引き取り修理の場合、配送込みでおおよそ1週間〜10日が目安です。ただし保証外の単発修理では診断までに12〜15営業日という公式表記もあり、部品の在庫や混雑状況で延びることもあります。急ぎなら翌営業日オンサイト対象の保証が付いているか確認してみてください。

保証が切れていても保証の再契約はできますか?

保証切れ後でも再契約(保証の回復)ができるケースがあります。ただし再契約料がかかる場合や適用条件があるため、誰でも必ず復活できるわけではありません。サービスタグでDellサポートサイトにアクセスし、お使いの機種が対象かどうかを確認するのが確実です。

安い互換バッテリーに交換しても大丈夫ですか?

互換バッテリーは3,000〜8,000円程度と安いのですが、Dellのパソコンは純正以外を検知すると「Non Dell Battery」という警告が出て、充電できない場合があります。安全認証の信頼性にも不安が残るため、私は純正品か、信頼できる修理店経由での交換をおすすめします。

修理に出すとデータは消えてしまいますか?

メーカー修理はストレージの交換や初期化を伴う場合があり、データは消える前提で考えておくのが安全です。修理前に外付けSSDやクラウドへバックアップしておきましょう。データを残したい場合は、「データそのまま」の修理方針を掲げる民間業者や、データ取り出しのみの依頼も選択肢になります。

Dellノートパソコンの修理に関するまとめ

最後に、Dellノートパソコンの修理で押さえておきたいポイントを整理します。

  • 修理の前に、サービスタグで保証期間の確認・放電などの切り分け・データのバックアップの3つを済ませる
  • 保証期間内の自然故障ならDellメーカー修理(引き取りで約1週間〜10日が目安)
  • 落下や水濡れは保証内でも有償になりやすく、2025年3月以降は二段階見積もりの引き取り対応が原則
  • 保証切れならDell公式の部位別料金と民間修理業者の相見積もりで比較する
  • 修理見積もりが買い替え候補の実売価格の半分を超えるなら、買い替えも検討する

パソコンの故障は突然やってくるので焦りがちですが、保証の確認とデータの確保さえ先に済ませれば、あとは落ち着いて見積もりを比較するだけです。

本記事の費用や受付窓口は執筆時点の目安なので、最新の料金・連絡先・保証条件は必ずDell公式サイトや各修理店の公式情報でご確認ください。

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修理費が高くつきそうで買い替えに踏み切るなら、信頼できる中古パソコン専門店を選ぶのがおすすめです(価格は執筆時点の目安で変動します)。

実際に全店で自腹購入して比較した中古パソコンを買うならどこ?管理人が選ぶ専門店6選を参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

中古パソコン歴20年。「新品が一番」と思っていた私が中古PCの魅力に目覚め、現在は30台以上の中古パソコンを実際に購入・検証してきました。レノボ、富士通、DELL、HP等、複数メーカーの製品を実際に使用した経験をもとに、初心者目線で分かりやすく情報を発信。「自分が家族や友人にすすめられるか?」という基準で、正直なレビューをお届けしています。
中古パソコンを買ったあとに「これ知っておけばよかった」と思う操作の豆知識も、あわせて発信しています。

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