レッツノートの充電器はType-CでOK?対応機種・W数・ケーブルの選び方

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レッツノートの充電器はType-CでOK?対応機種・W数・ケーブルの選び方

レッツノート(Let’s note)は軽くて頑丈で使いやすい一方、付属の電源アダプターは丸くて大きく、カバンの中でかさばりがちです。

そこで便利なのが、USB-C(USB Type-C)充電器でレッツノートを充電する方法です。私も現在は、Let’s note SV8、iPad Pro 12.9、iPhone12の充電を1台の充電器にまとめています。

以前はレッツノート用とiPad・iPhone用で充電器を2つ持ち歩いていましたが、今は1台だけ。ノートパソコン、タブレット、スマホをまとめて充電できるのは、想像以上に快適です。

ただし、レッツノートをUSB Type-Cで充電するには条件があります。ポイントは「対応機種であること」「充電器のW数が足りていること」「ケーブルが5A/100W対応であること」の3つです。

この記事では、レッツノートをUSB Type-Cで充電するために必要な条件や、おすすめの充電器・ケーブル、実際に私がSV8で試した結果をわかりやすく解説します。

この記事を読んでわかること
  • 自分のレッツノートがType-C充電に対応しているかの確認方法
  • 機種ごとに必要なW数(LV・SVは85W以上、QV・現行機は65W以上が目安)
  • ケーブルに5A/100W対応が必要な理由と、純正・市販の選び分け
  • 私が実際に使っている充電器とケーブルの検証結果(純正アダプターとの比較つき)
  • 丸型の汎用ACアダプターで代用してはいけない理由
  • Type-Cで充電できない・認識しないときの対処法

先に結論を早見表にまとめておきます。自分の状況に近い行を見れば、買うべき構成がひとめでわかりますよ。

あなたの状況買うべき構成
SV・LVを使いながらフル充電したい85W以上(実質90〜100W)のPD充電器+5Aケーブル
QV・現行機を使いながら充電したい65W以上(できれば100W)のPD充電器+5Aケーブル
電源OFFで足せればいい/軽さ最優先15W以上の小型PD充電器でも可
スマホもタブレットも1台にまとめたいUGREEN Nexode 100W(4ポート)+5Aケーブル
純正の安心感で揃えたいCF-AAP652HJS(65W)/CF-AAP102HJS(100W)+CF-VCFPD1JS
充電器を忘れた・今すぐ欲しいPD65W以上+5Aケーブル。スマホ用30Wは使用中だと不足しがち
旧機(SZ6など)で使いたい本体がPD非対応。トリガーケーブルは自己責任
タップできるもくじ

あなたのレッツノートはType-C充電に対応している?

あなたのレッツノートはType-C充電に対応している?

まず最初に確認したいのが、あなたのレッツノートがType-C(USB PD)充電に対応しているかどうかです。ここを飛ばして充電器を買ってしまうと、「Type-Cポートが付いているのに充電されない」と慌てることになります。

ポイントは、Type-Cポートが付いていても充電には使えない機種があるということ。ポートの有無ではなく、あくまで型番で判断するのが確実です。

対応機種一覧(SV9・QV9・LV9以降が目安)

Type-C充電への対応は、2018年のLV8・SV8世代からはじまりました。2019年のLV9・SV9・QV9以降はほぼ全機種が対応していて、現行モデルはすべてType-C充電に対応しています。

Panasonic公式の専用オプション対応表(2026年6月時点)で確認できる、主な対応機種をまとめました。

シリーズ代表的な型番Type-C充電
SC(最新)CF-SC6 / SC7対応
FCCF-FC6 / FC7対応
FVCF-FV3〜FV5対応
SRCF-SR3 / SR4対応
QRCF-QR4対応
LVCF-LV9対応
SVCF-SV9 / SV1 / SV2対応
QVCF-QV9 / QV1対応

正確な対応状況は型番ごとに変わる場合があります。購入前に、自分の型番をPanasonic公式の専用オプションページや仕様ページで確認しておくと安心ですよ。

ちなみに私が使っているSV8も、この対応組のちょうど入口にあたる世代です。実機での検証結果は後半でお見せしますね。

SV7・SV8・SV9の細かい違いが気になる方は、SV7・SV8・SV9の違いと後悔しない選び方で詳しく比較しています。

非対応の旧機種(SZ6・RZ6など丸型専用)

2019年より前のモデルの多くは、Type-C充電(USB PD)に対応していません。型番でいうとCF-SZ6・CF-RZ6・CF-SX系・CF-LX系・CF-MX系などが該当します。

これらの旧機種の多くは、そもそも充電に使えるType-Cポートを備えていません(USB端子はType-Aが中心)。スマホ用のType-C充電器を用意しても、そもそもType-Cで接続できないので充電はできないわけです。基本は丸型16Vの純正ACアダプターを使うことになります。

なぜ充電できないのか、少しだけ仕組みの話をします。USB PDは、給電側と受電側が電圧と電流を協議してから電力を流す規格です。本体がPD受電に対応していない旧機では、この協議そのものが成立しません。

そもそも充電に使えるType-C端子がなく、仮に端子があってもPD受電に非対応なら、充電には至らないんですね。

CF-SZ6・CF-RZ6などのPD非対応機は、そもそも充電に使えるType-Cポートがなく、Type-Cでの充電はできません。これらの機種は丸型16Vの純正ACアダプターが基本です。旧機でどうしてもType-C充電を試したい場合は、後述の「旧機のトリガーケーブルとリスク」をご覧ください。

レッツノートをUSB Type-Cで充電するにはUSB PD対応が必須

USB PD対応100W充電器

対応機種だと確認できたら、次は充電器とケーブルの中身です。レッツノートをUSB Type-Cで充電するためには、充電器とケーブルがいずれも「USB PD」に対応している必要があります。

USB PD:USB Power delivery(パワーデリバリー)の略で、充電スピードが速く、最大240Wまで電力供給可能な規格のこと。数字が大きいほど高速充電になりますが、多くのパソコンは100Wまでの対応にとどまります。端子はすべてUSB Type-Cです。

ただ、USB PD対応というだけでは不十分で、W(ワット)数も条件を満たしている必要があるんです。ここが充電器選びで一番つまずきやすいポイントなので、しっかり押さえておきましょう。

電源OFF時はレッツノートの機種を問わず15W以上で充電できますが、使用中は機種によって要求されるW数が変わります。具体的にはSV・LVシリーズの場合は85W以上、QVシリーズの場合は65W以上が必要です。

この数値は私が勝手に言っているわけではなく、Panasonic公式にもしっかり書かれています。以下が公式の記載です。

USB Power Delivery対応の85W以上*のACアダプターをUSB3.1 Type-Cポートに繋いでPCを充電できます。スマートフォンなど、他機器との共通のACアダプターを使うことができます。
*電源OFF時のみ充電する場合は15W以上。
 対応する全ての周辺機器の動作を保証するものではありません。

SVシリーズ デザイン・インターフェース

レッツノートなら、USB Power Delivery(USB PD)対応のUSB 3.1 Type-Cポートを搭載した機種が選べます。
同梱のACアダプターがない場合も、市販のUSB Power Delivery対応ACアダプターから充電が可能です。

※USB Power Delivery対応の85W以上(LV/SVの場合。QVは65W以上。電源OFF時のみ充電する場合は15W以上)のACアダプターをUSB3.1 Type-Cポートに繋いでPCを充電できます。充電にあたり、USB Type-C™ 対応のすべての周辺機器の動作を保証するものではありません(2020年1月15日現在)。

『レッツノートTIPS』ACアダプターがなくても充電できる 編【パナソニック公式】

USB PDの電圧と電流の組み合わせは、次のように決まっています。W数は「電圧×電流」で計算されるので、この表を頭に入れておくとケーブル選びもラクになりますよ。

電圧V電流A電力W(電圧×電流)
315
9327
15345
20360
205100
USB PDの規格

LV・SVは使用中フル充電に85W以上

CF-LV9やCF-SV9/SV1/SV2系を使いながらフル充電するには、85W以上のUSB PD対応充電器が必要です。先ほど引用したPanasonic公式のインターフェースページにも、「USB PD対応の85W以上のACアダプター(電源OFF時のみ充電する場合は15W以上)」と明記されています。

実用面でいうと、90Wから100Wの充電器を選んでおくと安心でしょう。高負荷の作業中でも充電がしっかり追いつきます。65Wだと、作業内容によっては充電が遅い、あるいは使いながらだと逆に残量が減っていく場面も出てきます。

「せっかく買ったのに充電が追いつかない」となるとがっかりですよね。SV・LVユーザーは、少し余裕をみて100Wを選ぶのが結果的に失敗しにくいです。

QV・現行機(SC/SR/FV/FC)は65W以上

QV系や現行のSC/SR/FV/FC/QR系は、65W以上が目安です。Panasonic公式には「65W未満の場合、作業負荷によっては充電に時間がかかる」と記載があります。安心して使いたいなら、65W以上を選んでおきましょう。

65Wでも足りるケースは多いのですが、複数のUSBデバイスと電源を共用するなら100Wに余裕があります。私自身も、機種を問わず100Wでまとめてしまうほうが迷わなくてラクだなと感じています。

電源OFFで足すだけなら15Wでも可

PCの電源を切ってバッテリーを足すだけなら、15W以上あれば充電が入ります。出張先で荷物を最小にしたいときなど、スマホ用の小型充電器でも「とりあえず充電」という使い方は成り立ちますよ。

ただし、これはあくまで緊急時の話。日常的に使うなら、機種に合ったW数の充電器を用意しておくほうが、結局ストレスがありません。

機種シリーズ使いながら充電電源OFFで充電のみ
LV・SV系85W以上(推奨100W)15W以上
QV系65W以上15W以上
SC/FC/FV/SR/QR(現行)65W以上15W以上

数値はPanasonic公式の仕様・オプション情報をもとにした目安です(2026年6月時点)。最新の情報はPanasonic公式サイトでご確認ください。

ケーブルは5A/100W対応を選ぶ

ケーブルは5A/100W対応を選ぶ

充電器と同じくらい大事なのがケーブルです。ここを見落とすと、せっかくの100W充電器が本領を発揮できません。実は「USB-Cケーブル」と書いてあっても、対応する電流によって流せる最大W数が変わるんです。

ケーブルには3A対応と5A対応の2種類があります。充電器を100Wにしてもケーブルが追いつかなければ宝の持ち腐れなので、ここはセットで考えましょう。

3Aケーブルだと60Wで頭打ちになる仕組み

USB PDのW数は「電圧×電流」で決まります。最大電圧20Vで計算すると、3Aケーブルの上限は20V×3A=60Wです。100Wの充電器を使っていても、ケーブルが3A対応だと60Wしか流れません。

例えば電圧20V対応の充電器に3A対応のケーブルという組み合わせでは、最大60Wしか電力を供給できないわけです。しかしケーブルを5A対応にすることで、20V×5A=100Wとなり、充電器のW数を最後まで使い切れます。

5A対応ケーブルには、E-marker(イーマーカー)という認識チップが入っています。これが充電器や機器に「このケーブルは5A/100W対応ですよ」と伝えてくれる仕組みです。

つまり、レッツノートを使いながらUSB Type-Cで充電したい場合は、100W/5A対応の充電器とケーブルの両方が必要になるということですね。

純正ケーブルと市販ケーブルの選び方

Panasonicの純正ケーブルは「CF-VCFPD1JS」で、5A/100W対応・約1mです。純正PDアダプターに同梱されているケーブルも同等品で、単体での参考価格は税込3,300円になります(2026年6月時点)。

市販品を選ぶなら、「5A/100W対応」「E-marker内蔵」「PD対応」の3つが明記された製品を選びましょう。「USB-C to USB-C」とだけ書いてあるケーブルは3A止まりのことが多いので、スペック表記の確認は必須です。ここを面倒がると、あとで「なんか充電が遅い」と悩むことになりますよ。

レッツノート充電用のUSB PD対応充電器とケーブルはどれを買えばいい?

レッツノートをUSBPD充電するのにオススメの充電器とケーブル

ここからは具体的な製品の話です。私が実際に購入して使っているものを中心に、コストパフォーマンスの高い充電器とケーブルを紹介します。いずれも100W/5A対応なので、機種を問わず安心して使えます。

UGREEN Nexode 100Wを選んだ理由

UGREEN Nexode 100W 充電器

私がレッツノートのType-C充電器として選んだのが、UGREENの充電器 Nexode 100W(型番CD226)です。USB-Cが3つ、USB-Aが1つの合計4ポート。PD3.0/PPS対応で、GaN IIチップを採用し、プラグは折り畳める設計になっています。

使ってみて一番よかったのは、iPhoneやiPadも含めて充電がこれ1台で完結するようになったことです。サイズはそれなりにありますが、純正アダプターよりは全然小さくて軽い。急速充電にも対応していて、持ち歩きがかなりラクになりました。

純正アダプターとスマホ充電器を2台持つことを思えば、1台にまとまるメリットは実際に使うとよくわかります。レッツノートを使いながら充電しつつ、残りのポートでスマホやタブレットも同時に充電できる。PSE適合品なので、品質面でも安心して使っています。

レッツノートを充電するときは、パソコンのマークがある上の2つのポートのどちらかに接続すればOKです。

UGREEN Nexode 100W(CD226)の主なスペック
  • 出力:最大100W(USB-C×3ポート+USB-A×1ポート)
  • 規格:PD3.0 / PPS / GaN II対応
  • プラグ:折り畳み式で持ち運びしやすい設計
  • 対応機種:iPhone、iPad、MacBook、各種Androidスマホなど幅広く対応
  • 安全基準:PSE適合品

どんな人に向いているかというと、レッツノートに加えてスマホやタブレットも1台にまとめたい人です。逆に、ポートは1つで十分でとにかく小さいものが欲しいという人には、4ポートはオーバースペックかもしれません。

その場合は次に紹介する65Wクラスの小型充電器のほうが合いますよ。

もう一つの定番、Ankerの736 Charger

他に100W・USB PD対応の充電器としては、Ankerの736 Chargerもオススメです。こちらも100W出力でUSB-C×2+USB-A×1の3ポート、GaN採用でコンパクトにまとまっています。ブランドの安心感を重視するならAnkerは鉄板ですね。

私はたまたま価格が安かったのでUGREENを購入しましたが、正直なところ充電器はUGREENかAnkerのどちらかを買っておけば間違いないです。どちらもレビュー数が多く、多くのショップで手に入るので、在庫や価格で選んでしまってOKです。

100W/5A・USB PD対応ケーブルのオススメ

UGREEN USB Type CケーブルPD対応100W5A

ケーブルは、充電器とあわせてUGREENのUSB Type-Cケーブル(PD対応100W/5A)を使っています。断線防止の加工がされていて、iPhoneやMacBook、各種Androidスマホにも対応したケーブルです。UGREENは安くて品質もいいので、私のお気に入りですね。

ちょっとした話ですが、充電器とケーブルを同じメーカーで揃えると、スペックの相性を気にしなくていいのも地味に助かるポイントです。バラバラに買って「W数が出ない」と悩むより、セットで揃えたほうが確実です。

純正PDアダプタとAnkerなど他の選択肢

選択肢はUGREENだけではありません。Panasonic純正のPDアダプターには公式保証の安心感がありますし、AnkerやBelkin、CIOからも65Wから120Wの充電器が出ています。

選ぶ基準はどれも同じで、「機種に合うW数(65W以上か100W以上か)」と「5A/100W対応ケーブルとセットで揃える」の2点だけ。ここさえ守れば、メーカーはお好みで選んで大丈夫です。

充電器最大出力ポート特徴
UGREEN Nexode 100W CD226100WUSB-C×3+USB-A×1GaN II・PPS・折り畳み・PSE適合
Anker 736 Charger(100W)100WUSB-C×2+USB-A×1大出力・複数台同時に強い
Anker Nano II 65W65WUSB-C×1小型・QV/現行機向け・定番
純正 CF-AAP102HJS100WUSB-C×1(ケーブル同梱)公式保証・実勢1万円前後(税込)
純正 CF-AAP652HJS65WUSB-C×1QV/SV/LV9等広く対応・参考8,800円(税込)。SV・LVは使用中フル充電だと不足(85W以上推奨)

純正PDアダプターは公式の保証がある一方、価格は汎用品の数倍します。汎用品なら3分の1から半額ほどで揃うので、コストと安心感のバランスで選んでみてください。価格は2026年6月時点の参考です。最新の価格は各ショップでご確認くださいね。

レッツノートをUSB Type-C(100W/5A)から充電した結果

レッツノートをUSB PD対応充電器で充電してみた

ここからは、実際に購入したUGREENの充電器とケーブルでレッツノートを充電できるか、私の手元での検証をお見せします。スペックの話だけだと不安ですよね。実機で確かめた結果なので、参考にしてください。

クオリットで購入したレッツノートSV8

今回使用するのは、中古パソコン専門店のQualit(クオリット)で購入したLet’s note SV8です。バッテリーの劣化もほぼなく、いい状態の1台でした。

ちなみにですが、中古のレッツノート購入を検討している方は以下の記事も参考にしてください。どこで買えば失敗しにくいか、狙い目の機種までまとめています。

>>どこで買う?中古レッツノートのおすすめ機種と注意点【2026年版】

UGREEN Nexode 充電器 100W 4ポート 外観1

先ほども触れましたが、レッツノートを充電するときは、上の2つのポートのどちらかにケーブルを接続します。

UGREEN Nexode 充電器 100W 4ポート 外観2

充電器にはしっかり100Wと表示されていますね。

レッツノートSV8 PD

レッツノートの左側に搭載されているUSB3.1 Type-Cポート(Thunderbolt3対応、PD対応)に接続します。

レッツノートを100Wで充電した場合の表示

問題なく充電されているようです。充電完了まで53分と表示されていて、これは純正の電源アダプターを接続したときと同じ表示でした。市販の充電器でも純正と遜色ない、というのが実機で確認できたわけです。

SV8を100Wで充電した時の電流電圧チェッカーの表示

実際にどれくらいの電力が流れているのか、電圧・電流チェッカーでも測ってみました。数字が目に見えると安心感がありますよ。

使ったのはルートアールの電圧・電流チェッカーです。測ってみると、だいたい70〜80Wで給電されていました。ちゃんとW数が出ているので、100W充電器とケーブルの実力が発揮できていることがわかります。

こういうチェッカーが1つあると、「本当に高出力で充電できているのか」を自分の目で確認できるので便利です。充電が遅いと感じたときの切り分けにも役立ちますよ。

今回購入した100W/5A USB PD対応の充電器とケーブルで、問題なく充電できていることが確認できました。

レッツノートをUSB Type-C(65W/5A)では充電できない?

RAVPower Type C 急速充電器 65W 外観1
RAVPower Type C 急速充電器 65W 外観2

「じゃあ65Wの充電器だとどうなるの?」という疑問もありますよね。ちょうど手持ちにRAVPowerの充電器があったので、SV8で試してみました。最大65Wの出力が可能なUSB PD対応充電器で、USB-AとUSB-Cが各1個搭載されています。

早速接続してみると…

レッツノートを65Wで充電した場合の表示

低速の充電ケーブル:充電時間を短縮するには、デバイスに付属の充電ケーブルを使用してください。

と表示されました。ケーブルはもちろん100W/5A対応のものを使っていますので、ケーブル側の問題ではありません。充電器側の出力が足りず、低速充電になっていると考えられます。

SV8を65 Wで充電した時の電流電圧チェッカーの表示

こちらもルートアールの電圧・電流チェッカーで測定したところ、だいたい30〜40Wで給電されていることが確認できました。

UGREENの100W対応充電器と比べると30〜40Wの差があり、作業負荷によっては充電スピードがさらに遅くなることが予想されます。動画編集のような重い作業をしながらだと、充電が追いつかない場面も出てきそうです。

とはいえ低速ではあるものの、65W対応の充電器でも充電自体は可能でした。手元に65Wの充電器がある場合は、まず試してみる価値はあります。ネットや文書作成くらいの軽い作業なら、65Wでも十分なことが多いです。

ただし、SV8は本来85W以上が推奨の機種です。65Wはあくまで「間に合わせなら使える」というライン。これからレッツノート用として新しく買うのであれば、100W対応の充電器をオススメします。

丸型の汎用ACアダプターで代用してはいけない

ここは「代用」を考えている方に、ぜひ知っておいてほしい話です。純正アダプターが壊れたとき、安い丸型の汎用品で代用しようと考える方がいます。

結論から言うと、レッツノートでは丸型の汎用品はおすすめしません。理由は警告表示と発熱リスクの2つです。

レッツノートの純正丸型ACアダプターは、本体との間で正規品かどうかの認証をやり取りしています。非純正の丸型アダプターを挿すと、起動時に「製品に同梱されているACアダプターをご使用ください。」という警告が表示されます。これはPanasonic公式のFAQにも載っている挙動です。

さらに仕様の合わないアダプターには発熱の懸念があります。電圧や極性が合っていなければ、本体側を傷めるリスクも出てきます。安さで選んだアダプターが、結果的に高くつくことになりかねません。

その点、Type-CのPD充電は、丸型アダプターの認証とは無関係な規格です。対応機種なら警告も出ず、すんなり充電が始まります。わざわざ怪しい丸型の汎用品を探すより、Type-C化を選ぶほうが安全で理にかなっているんですね。

純正の代わりを探しているなら、丸型の互換品よりType-C PD充電への切り替えを検討するのがおすすめですよ。

非純正の丸型ACアダプターは「製品に同梱されているACアダプターをご使用ください。」の警告が出るうえ、発熱や本体故障のリスクがあります。丸型で代用するより、対応機種ならType-C PD充電へ切り替えるのが安全です。

Type-Cで充電できない・認識しないときの対処

「対応機種のはずなのにType-Cで充電されない」「つないでも認識しない」というときは、原因がいくつか考えられます。あわてて故障を疑う前に、次の順番で確認すれば、大半は自分で切り分けられます。

原因の切り分け6ステップ

  1. 機種が対応しているか確認:CF-SZ6・CF-RZ6などPD非対応の旧機種は、そもそもType-C充電に対応していません。
  2. W数が足りているか確認:スマホ用の30W以下では、使いながらの充電は難しいです。65W以上で試してください。
  3. ケーブルを確認:データ転送専用や3A止まりのケーブルだと、充電されない、または遅くなります。5A/PD対応のケーブルに替えてみましょう。
  4. ポートと設定を確認:充電に対応したType-Cポートか確かめます。Windowsの電源設定でUSB給電が制限されていないかも見ておきましょう。
  5. 放電リセットを試す:電源ボタン長押し(バッテリーを外せる機種は取り外す)で残留電荷を逃がすと、ポートの誤動作が直る事例があります。
  6. それでもダメなら故障を疑う:別のケーブルや別の充電器でも改善しないなら、本体ポートの故障も考えられます。Panasonicのサポートに相談しましょう。

上から順に確認していくと、意外と「ケーブルが3Aだった」「充電器のW数が足りていなかった」といった単純な原因のことが多いです。まずは落ち着いて切り分けてみてくださいね。

充電器を忘れたとき・モバイルバッテリー

出張先で充電器を忘れたときは、PD対応の65W以上の充電器を家電量販店やコンビニで買うのが現実的です。スマホ用の30W以下だと、使いながらの充電には力不足なことが多くなります。

モバイルバッテリーで補うなら、PD出力60W以上・容量20,000mAh以上が目安です。電源を切って足すだけなら15W以上でも入りますが、作業しながら補充したいなら60W以上を選びましょう。ノートPC給電対応と明記された製品を、5A/100W対応ケーブルとあわせて使うのが確実ですよ。

旧機(SZ6等)のトリガーケーブルとリスク

CF-SZ6などのPD非対応機でも、PDトリガーケーブルを使えば、Type-CのPD充電器から本体の丸型DCジャック経由で給電する方法が知られています。トリガーケーブルは電圧を固定してPD充電器から電力を引き出す仕組みで、ADTEC社のAPC-A095CM-5525Pのようなメーカー製品もあります。

旧機種へのトリガーケーブル給電は、本来の機器間認証を経ない方法です。想定外の電圧がかかって機器が壊れる、過熱・発火する、メーカー保証外になる、といったリスクがあります。試す場合は、リスクを十分に理解したうえでの自己責任となります。

よくある質問

どのレッツノートがType-C充電に対応していますか?

対応はおおよそ2018年のLV8・SV8世代からはじまり、2019年のLV9・SV9・QV9以降はほぼ全機種が対応しています。現行モデル(SC/FC/FV/SR/QR系)はすべて対応しています。CF-SZ6・CF-RZ6・CF-SX系など2019年以前のモデルは非対応のことが多いので、Panasonic公式の仕様ページで型番を確認するのが確実です。

65Wと100W、どちらの充電器を選べばいいですか?

LV9・SV系は使用中フル充電に85W以上が必要なので、100Wを選んでおくと安心です。QV系や現行機(SC/FC/FV/SR/QR)は65W以上で動きます。複数デバイスと共用するなら、機種を問わず100Wにしておくと迷いません。

3AのUSB-CケーブルでもレッツノートをType-C充電できますか?

充電自体は入りますが、最大60W(20V×3A)に制限されます。100Wの充電器を使っていても60Wしか流れないので、LV・SV系では使用中の充電が追いつかない場面が出ます。5A/100W対応のケーブルに替えると、充電器のW数を最後まで使い切れます。

スマホ用の30W充電器でレッツノートを充電できますか?

使いながらの充電は難しいです。30W以下では消費電力に充電が追いつかず、残量が減っていく場合もあります。電源を切った状態で「足すだけ」なら15W以上で入るので、緊急時のしのぎには使えます。

丸型の互換ACアダプターで代用してもいいですか?

おすすめしません。非純正の丸型アダプターは起動時に「製品に同梱されているACアダプターをご使用ください。」という警告が出るうえ、発熱や本体故障のリスクがあります。対応機種なら、丸型で代用するよりType-CのPD充電に切り替えるほうが安全で確実です。

UGREEN Nexode 100W(CD226)はiPhoneやiPadにも使えますか?

使えます。USB-C×3とUSB-A×1の4ポートなので、レッツノートとiPhone・iPad・その他スマホを同時に充電できます。iPadやMacBook、各種Androidスマホまで幅広く対応していて、出張時も充電器1台にまとめられます。

まとめ:レッツノートのType-C充電器は100W対応を選ぶのが安心

レッツノートをUSB Type-Cで充電するために必要な情報
  • まず自分の機種がType-C(USB PD)充電に対応しているか型番で確認する
  • 充電器とケーブルはいずれもUSB PD対応が必須
  • 電源OFF時はレッツノートの機種を問わず15W以上で充電可能
  • 使用中はSV・LVシリーズの場合85W以上、QVシリーズの場合65W以上が必要
  • 100W/5Aの充電器とケーブルであれば機種問わず充電できる
  • 65W/5A対応の充電器とケーブルではSV・LVシリーズの場合は低速充電になる
  • 低速でも充電自体は可能。軽い作業なら65Wでも足りることが多い
  • 丸型の非純正アダプターでの代用は警告表示・発熱リスクがあり非推奨
  • 充電器とケーブルはUGREENかAnkerを選んでおけば間違いない

以上、レッツノートをUSB Type-Cで充電するために必要な情報をまとめました。押さえるポイントは、要は「対応機種か」「W数が足りるか」「ケーブルが5Aか」の3点だけです。

今回はUGREENの充電器とケーブルを使ってLet’s note SV8を充電してみましたが、純正アダプターと同じ表示で、全く問題なく充電できました。実機で確認できたので、安心して選んでいただけると思います。

充電器やケーブルのスペックによっては低速充電になりますが、充電スピードが遅いだけで、充電自体は可能です。軽い作業が中心なら、65Wでも実用になりますよ。

目的・状況おすすめの構成
使いながらフル充電(SV/LV)100W PD充電器(UGREEN CD226など)+5Aケーブル
使いながら充電(QV・現行機)65W〜100W PD充電器+5Aケーブル
電源OFFで足すだけ小型15W以上のPD充電器でも可
スマホ・タブレットもまとめてUGREEN Nexode 100W CD226(4ポート)+5Aケーブル
純正で安心感を重視CF-AAP652HJS(65W)/CF-AAP102HJS(100W)+CF-VCFPD1JS

純正のACアダプターは重く、スマホ充電器との2台持ちも地味に面倒です。Type-C対応機種なら、GaN系の100W充電器1台に集約してしまうのが、いちばん実用的な解決策だと思います。荷物が軽くなって、机まわりのケーブルも減りますよ。

私は検証で使ったRAVPowerなども持っていますが、こちらはAmazonでも取り扱いがなくなってしまいました。その点、UGREENやAnkerは多くのショップで購入できるので、これから買うなら入手しやすいこの2ブランドが間違いないです。特に値段を重視するなら、私も購入したUGREENをおすすめします。

充電器を選ぶときの最新の価格・スペック・在庫は、各ショップの公式ページでご確認ください。

レッツノートをUSB Type-Cで充電するためにおすすめの充電器

レッツノートをUSB Type-Cで充電するためにおすすめのケーブル

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事があなたの充電器選びのお役に立てればうれしいです。

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この記事を書いた人

中古パソコン歴20年。「新品が一番」と思っていた私が中古PCの魅力に目覚め、現在は30台以上の中古パソコンを実際に購入・検証してきました。レノボ、富士通、DELL、HP等、複数メーカーの製品を実際に使用した経験をもとに、初心者目線で分かりやすく情報を発信。「自分が家族や友人にすすめられるか?」という基準で、正直なレビューをお届けしています。
中古パソコンを買ったあとに「これ知っておけばよかった」と思う操作の豆知識も、あわせて発信しています。

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