レッツノート(Let’s note)の電源アダプターってサイズが大きくてかさばりますよね。おまけに結構重いです。
そのため、USB-C(USB Type-C)からレッツノートを充電する方が増えています。管理人もその一人です。
- ノートパソコン:Panasonic Let’s note SV8
- タブレット:Apple iPad Pro 12.9(第3世代)
- スマートフォン:Apple iPhone12
管理人はこれら3つのガジェットを所有しており、以前は充電器を2つカバンに入れて持ち運んでいました(レッツノート用とiPad・iPhone用の2つ)。
しかし現在は持ち運ぶ充電器は一つだけ。
やっぱりノートパソコン、タブレット、スマートフォンを一つの充電器に集約できるのは最高ですね。
ただレッツノートをUSB Type-Cから充電するためには、充電器やケーブルに条件があり、どれを買ってもいいというわけではないのです。
そこでこの記事では、レッツノートをUSB Type-Cで充電するために必要な情報を、管理人の実体験を元にまとめました。具体的には以下のことがわかります。
- レッツノートをUSB Type-Cで充電するために必要な条件
- レッツノートをUSB Type-Cで充電するためにおすすめの充電器とケーブル
- 実際にレッツノートをUSB Type-Cで充電した検証結果
レッツノートをUSB Type-Cで充電したいという方はもちろん、何個も充電器を持ち運びたくない、充電器を1つにまとめたいという方にもピッタリの内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。
レッツノートをUSB Type-Cで充電するにはUSB PD 100W対応がベスト
レッツノートをUSB Type-Cで充電するためには、充電器とケーブルがいずれも「USB PD※」に対応している必要があります。
また、USB PD対応だけでは不十分であり、W(ワット)数も条件を満たしている必要があるのです。
電源OFF時はレッツノートの機種を問わず15W以上で充電可能ですが、使用中は機種により要求されるW数が異なり、SV、LVシリーズの場合85W以上、QVシリーズの場合65W以上が必要となります。
USB Power Delivery対応の85W以上*のACアダプターをUSB3.1 Type-Cポートに繋いでPCを充電できます。スマートフォンなど、他機器との共通のACアダプターを使うことができます。
SVシリーズ デザイン・インターフェース
*電源OFF時のみ充電する場合は15W以上。
対応する全ての周辺機器の動作を保証するものではありません。
レッツノートなら、USB Power Delivery(USB PD)対応のUSB 3.1 Type-Cポートを搭載した機種が選べます。
同梱のACアダプターがない場合も、市販のUSB Power Delivery対応ACアダプターから充電が可能です。※USB Power Delivery対応の85W以上(LV/SVの場合。QVは65W以上。電源OFF時のみ充電する場合は15W以上)のACアダプターをUSB3.1 Type-Cポートに繋いでPCを充電できます。充電にあたり、USB Type-C™ 対応のすべての周辺機器の動作を保証するものではありません(2020年1月15日現在)。
『レッツノートTIPS』ACアダプターがなくても充電できる 編【パナソニック公式】
電圧V | 電流A | 電力W(電圧×電流) |
---|---|---|
5 | 3 | 15 |
9 | 3 | 27 |
15 | 3 | 45 |
20 | 3 | 60 |
20 | 5 | 100 |
さらに充電器とケーブルの組み合わせも重要です。ケーブルには3A対応と5A対応の2種類があります。
例えば電圧20V対応の充電器に3A対応のケーブルの組み合わせでは、最大60Wしか電力を供給できません。しかしケーブルを5A対応にすることで、最大100Wの電力を供給できるようになります。
つまり、レッツノートを使用しながらUSB Type-Cで充電したい場合は、100W5A対応の充電器とケーブルが必要になるということです。
レッツノート充電用のUSB PD対応充電器とケーブルはどれを買えばいい?
管理人が実際に購入したものを含め、コストパフォーマンスが高いオススメの充電器とケーブルを紹介します。
いずれも100W5A対応です。
100W・USB PD対応充電器のオススメ
管理人が購入したのはUGREENの充電器Nexodeです。USB-Cが3つ、USB-Aが1つ合計4ポート搭載されています。サイズは若干大きいですが、これ1台あればもう他の充電器は不要ですね。
レッツノートを充電する時は、パソコンのマークがある上の2つのどちらかに接続すればOKです。
他に100W・USB PD対応の充電器としては、Ankerの736 Chargerもオススメ。管理人は価格が安かったのでUGREENを購入しました。
充電器は基本的にUGREENかAnkerのどちらかを買っておけば間違いないです。
100W/5A・USB PD対応ケーブルのオススメ
管理人はUGREENのType-Cケーブルを購入しました。UGREENは安くて高品質なのでお気に入りです。
レッツノートをUSB Type-C(100W/5A)から充電した結果
それでは購入したUGREENの充電器とケーブルを使ってレッツノートを充電できるか実際にお見せします。
今回は中古パソコン専門店であるQualit(クオリット)で購入したLet’s note SV8を使用します。
中古のレッツノート購入を検討している方は以下の記事を参考にしてください。
レッツノートを充電する際は、上の2つのどちらかにケーブルを接続します。
充電器にはしっかり100Wと表示されています。
レッツノートの左側に搭載されているUSB3.1 Type-Cポート(Thunderbolt3対応、PD対応)に接続します。
問題なく充電されているようです。充電完了まで53分と表示されており、これは純正の電源アダプターを接続した時と同じ表示でした。
ルートアールの電圧・電流チェッカーを使用したところ、大体70~80Wで給電されていますね。
今回購入した100W/5A USB PD対応の充電器とケーブルで、問題なく充電できていることが確認できました。
レッツノートをUSB Type-C(65W/5A)では充電できない?
手持ちにRAVPowerの充電器があったので試してみました。最大65Wの出力が可能なUSB PD対応充電器です。USB-AとUSB-Cが各1個搭載されています。
早速接続してみると…
と表示されました。
ケーブルはもちろん100W/5A対応のケーブルを使用していますので問題ありません。充電器側の影響で低速充電になっていると思われます。
こちらもルートアールの電圧・電流チェッカーを使用して測定したところ、大体30~40Wで給電されていることが確認できました。
ただUGREENの100W対応充電器と比較して30~40Wの差があり、作業負荷によっては充電スピードが更に遅くなることが予想されます。
とはいえ低速ではありますが、65W対応の充電器でも充電自体は可能です。手元に65Wの充電器がある場合はまず試してみてください。パソコンで行う作業によっては65Wでも十分かもしれません。
これからレッツノート用として購入するのであれば、100W対応の充電器をオススメします。
まとめ
- レッツノートをUSB Type-Cで充電するには充電器とケーブルのUSB PD対応が必須
- 電源OFF時はレッツノートの機種を問わず15W以上で充電可能
- 使用中はSV、LVシリーズの場合85W以上、QVシリーズの場合65W以上が必要
- 100W/5Aの充電器とケーブルであれば機種問わず充電可能
- 65W/5A対応の充電器とケーブルではSV、LVシリーズの場合低速充電となる
- 低速充電でも充電自体は可能
- 充電器とケーブルはUGREENかAnkerがオススメ
以上、レッツノートをUSB Type-Cで充電するために必要な情報について解説しました。
今回はUGREENの充電器とケーブルを使ってLet’s note SV8を充電してみましたが、全く問題なく充電できました。
充電器やケーブルのスペックによっては低速充電となりますが、充電スピードは遅いものの充電自体は可能です。作業負荷によっては充電できると思われます。
新たに充電器とケーブルを購入するならUGREENかAnkerがオススメです。
管理人は他に今回検証で使用したRAVPowerなども持っていますが、Amazonでも取り扱いがなくなったため、多くのショップで購入可能なUGREENかAnkerが間違いないです。
値段を重視するなら管理人も購入したUGREENをオススメします。
レッツノートをUSB Type-Cで充電するためにおすすめの充電器
レッツノートをUSB Type-Cで充電するためにおすすめのケーブル
それでは最後まで読んで頂きありがとうございました。この記事がお役に立てれば幸いです。