中古パソコンのオフィス付きはなぜ安い?中身はWPSかも!正規版との差額も調べた

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中古パソコンのオフィス付きはなぜ安い?中身はWPSかも!正規版との差額も調べた
柏原
安さの多くは中身がWPS。初心者ならそれで十分です。

この記事では、中古パソコンのオフィス付きがなぜ安いのかを解説します。

安い理由は3つで、互換ソフトのWPS Officeと、法人のリース・レンタル上がりの本体による安さは問題ありません。

避けたいのは、正規ではないMicrosoft Officeが入っている場合だけです。

結論:中古パソコンのオフィス付きはなぜ安い?
  • 安い理由は、互換ソフトのWPS Office・リース上がりの本体・非正規のMicrosoft Officeの3つ
  • WPSと本体の安さは避ける理由にならない、避けたいのは非正規のOfficeだけ
  • 見分けは商品名と仕様欄の「Microsoft Office」「WPS」の表記で(見分け方)
  • 初心者ならWPS付きで十分。学校や会社にMicrosoft Officeを指定された人だけ、正規のOffice付きを選ぶ
  • 迷ったら、バッテリー80%以上のランク品にWPSが付く
スクロールできます
こんな人 買う先 選ぶ中身 決め手
初心者・学校や会社の指定がない WPS Office 2付き ランク品はバッテリー80%以上
保証12か月
学校や会社にMicrosoft Officeを指定された PC STORE Microsoft Office 2024付き Microsoft Office込みで安い
49,800円から
Officeをもう持っている Amazon 単品のOffice Home & Business 2024 本体はOfficeなしでいい
2台まで使える
※税込・2026年10月25日にPC STORE公式サイトで確認した、在庫ありのOffice版の最低価格。価格は変動するため、最新は公式サイトで確認

Microsoft Officeを付けると多くの店で上乗せがあり、指定のない初心者がその分を払う必要はありません(上乗せ額は店ごとの表)。

ただ、単品のOfficeとパソコンに付いたOfficeは、使える台数が同じではありません。単品はMicrosoft Storeの日本向けの表記で2台まで。パソコンに付いたOfficeは、そのパソコンでのみ使えます。

中古パソコンのオフィス付きが安い理由は3つ。理由1 中身が互換ソフトのWPS Office、理由2 本体が法人のリース・レンタル上がりは避けなくてよい。理由3 中身が正規ではないMicrosoft Officeは避ける。見分けは商品名と仕様欄の表記で
安い理由は3つで、避けたいのは正規ではないMicrosoft Officeだけです(Microsoft公式と各店の公式サイトをもとに当サイトで作成)
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運営者:柏原(かしわばら)

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ThinkPad、Let's note、MacBookなど、中古パソコンを30台以上自腹で買って使ってきました。買うたびに付属品の欠品、バッテリーの劣化具合、そしてショップ表示の状態ランクと実物の差を記録しています。今使っているPC・タブレット・スマホはすべて中古です。

管理人が自腹で購入した中古パソコン6台(Let's note SV8/LIFEBOOK S937/ThinkPad T14 Gen2/NEC VersaPro/MacBook Air M1/ThinkPad X1 Carbon)とその購入ショップ

同じ「Aランク」でも店によって中身は違います。中古はコスパが良く、失敗は機種よりも買う場所を外したときに起きがちです。だからこのサイトでは、機種選びと同じくらい「どこで買うか」を扱っています。

仕様や制度はメーカー公式サイトのほか、IPA(情報処理推進機構)、消費者庁、国民生活センターなどの一次情報で確認しています。

▶ 運営者情報(詳しいプロフィール)

タップできるもくじ

中古パソコンのオフィス付きはなぜ安い?理由は3つ

安さの出どころをソフト・本体・ライセンスに分けると、避けなくてよい安さと避けたい安さがはっきり分かれます。

安さの出どころは本体とソフト。本体は企業で数年使われ、リース・レンタルが終わって戻り、データ消去・検査・清掃を経て中古店で売られる。ソフトの中身はWPS Office=互換ソフト、Microsoft Office付き版=上乗せがある、正規ではないMicrosoft Office=避ける
安さの出どころを本体とソフトに分けると、避けなくてよい安さと避けたい安さが分かれます(Microsoft公式と各店の公式サイトをもとに当サイトで作成)
理由 安さの出どころ その安さは避けるべき?
理由1 互換ソフトのWPS Officeが入っている 避けなくてよい
理由2 本体が法人のリース・レンタル上がり 避けなくてよい(状態は商品ページで確認)
理由3 正規ではないMicrosoft Officeが入っている 避ける

理由1. 中身が互換ソフトのWPS Office

「Office付き」の中古には、Microsoft OfficeではなくWPS Officeが入った商品が多くあります。

WPS Officeは、別の会社が作った互換ソフトです。

販売元は「Microsoft Officeと高い互換性」と説明し、.docxや.xlsxなどの形式を開いて編集できます。

「Office付き」の4文字だけでは、中身は見えてきません。たとえばPChandsでは、商品名の「新品office」は新品のWPS Officeのこと。仕様欄に「WPS Office 2」とあれば互換ソフトです。「Microsoft Office Home & Business 2024」とあれば、Microsoftの製品。

WPS Officeは販売元が正規に売っている製品なので、ライセンスの付いたWPSなら、WPS付きの中古を買って使うのは違法ではありません。

のS/A/B/Cランクにも、WPS Office 2が付いてきます。

ライセンスキーとダウンロードURLを書いたはがきサイズの書類が届き、自分でダウンロードして入れる形です。

理由2. 本体が法人のリース・レンタル上がり

理由2の安さの出どころは、Officeではなく本体のほう。

企業で数年使われたパソコンは、リースやレンタルの期間が終わると業者のもとへ戻ってきます。

本体が中古店に並ぶまで
  • 企業で数年使われる
  • リース・レンタルが終わって戻る
  • データ消去・検査・清掃
  • 中古店で売られる

たとえばは、横河レンタ・リースが法人向けに貸していたパソコンの返却品を売る店です。

返却は1日に約1,000台あり、そこからデータ消去と検査、清掃を済ませた本体が並びます。

再生PCで見かけるMARのラベル(マイクロソフトが認めた再生PC事業者の印)は、Windowsのライセンスの話です。Officeの正規・非正規とは別なので、ラベルがあってもOfficeの名前は商品ページで見ておきましょう。

本体の状態で店を選びたい人は、中古パソコンを買うならどこかを1店ずつ写真で確かめた記事で、届いた実物を見比べられます。

理由3. 中身が正規ではないMicrosoft Office

避けたい安さは、Microsoft Officeが入っているのに、正規の手順で用意されていないケースです。

手口はいくつかあり、Microsoftも公式ページで見分け方を挙げて注意しています。

公式やBSAが挙げているケース 中身
ボリュームライセンスの切り売り 企業がまとめて買う契約のライセンスを、1台ずつ付けて売る
企業向けの版 Office Professional Plusなど、一般消費者向けには売られていない版
他国語版 日本以外で売られている版で、日本国内では認証されない
ダウンロードを指示されて入れるソフト 販売者の指示で入れたら、ウイルスが混ざっていた例がある

2015年には、不正なOfficeを入れた中古PCを売っていた東京都の会社の事例がありました。BSAの発表によると、不正に入手したボリュームライセンス版のOfficeを中古PCに入れて販売していたもの。違法コピーは合計266本で、マイクロソフトとの間で3,200万円を上回る金額で和解しています。

一方、この記事で調べた中古店の多くは、Microsoft Officeを最初から付いた版か有料オプションとして、値段を分けて売っています(店ごとの表)。

非正規のOfficeで困ること:認証できない・ウイルス

Microsoftは、非正規品を買ったのに使えなかったケースとして、次の5つを挙げています。

  • 購入したOfficeのエディションと付属のプロダクトキーが合わず、インストールできない
  • ライセンス数の上限まで認証済みで、新しく認証できない
  • プロダクトキーがすでに無効化されていて、認証できない
  • ダウンロードを指示されて入れたら、ウイルスが混ざっていた
  • サポートに問い合わせたら正規のOfficeではないと分かり、サポートを受けられない

いずれも購入したが利用できないというケースです。

出典:Microsoft「非正規品の Office にご注意ください」

販売者とのやり取りで個人情報を渡すこと自体にもリスクがあると、公式は注意しています。

安さだけで選んで認証できなければ、結局は正規版を買い直す出費が増えるだけです。

ウイルスの入り口と避け方は、【実体験あり】中古パソコンの危険性と失敗しない買い方を全解説で詳しく書きました。

著作権法では、売る側と使う側で罰則の条文が違う

非正規のOfficeにかかわる罰則は、コピーを作る側・売る側・使う側で条文が分かれています。

立場 条文 罰則
違法なコピーを作る側(作って売る場合を含む) 著作権法119条1項 十年以下の拘禁刑か千万円以下の罰金(両方のことも)
違法コピーと知って売る側 著作権法113条1項2号+119条2項3号 五年以下の拘禁刑か五百万円以下の罰金(両方のことも)
違法コピーと知って仕事で使う側 著作権法113条5項+119条2項6号 五年以下の拘禁刑か五百万円以下の罰金(両方のことも)

使う側の条文が対象にするのは、違法に作られたプログラムのコピーを仕事のパソコンで使う行為です。

それも、コピーを手に入れたときに事情を知っていた場合に限られます。

条文の刑は、2025年6月1日施行の改正で「懲役」から「拘禁刑」に変わりました。

条文そのものは、e-Gov法令検索の著作権法で読めます。

家庭で私的に使う場合の扱いは条文だけでは言い切れないため、心配な人は弁護士などの専門家に相談しましょう。

オフィス付き中古パソコンがなぜ安いのか、商品ページで見分ける

理由1かどうかは商品名と仕様欄で分かり、理由3はMicrosoft公式の5つの項目で見分けられます。

商品名と仕様欄のOfficeの名前を見る。WPS Officeなら理由1の互換ソフト。Microsoft Office Home & Business 2024などなら店に聞く3つを確かめて正規版の候補。Office Professional Plus、Office 365、他国語版、OEM版・DSP版と称したエディション、メディアが添付なら選ばない
商品名と仕様欄のOfficeの名前で、互換ソフト・正規版の候補・選ばない版に分かれます(Microsoft公式「非正規品の Office にご注意ください」をもとに当サイトで作成)

最初に見るのは商品名と仕様欄のOfficeの名前

商品名の「Office付き」より先に、仕様欄に書かれたOfficeの正式名称を見ます。

仕様欄の書き方 中身
WPS Office・WPS Office 2・互換ソフト 理由1の互換ソフト
Microsoft Office Home & Business 2024・Office Home 2024 正規版の候補
MS Office・Office付き・新品office 略した書き方。仕様欄で正式名称を確かめる
Office Professional Plus 一般消費者向けに売られていない企業向けの版(公式の5つ)
Office 365 2020年4月にMicrosoft 365へ名前が変わった月額・年額の版。パソコンに付けて売る形は公式が注意を呼びかけている(公式の5つ)
PC STOREのdynabook G83/FS Office版の仕様欄。Microsoft Office 2024 Home and Business・正規ライセンス認証済み・買い切り型
Office版の仕様欄には「Microsoft Office 2024 Home and Business」と正式名称が書かれています(出典:PC STORE公式サイト dynabook G83/FS 商品ページ、2026年10月時点)

同じ機体のWPS版では、Officeの欄が「WPS Office 2」に変わります。

PC STOREのdynabook G83/FS WPS版の仕様欄。WPS Office 2
WPS版の仕様欄は「WPS Office 2」です(出典:PC STORE公式サイト dynabook G83/FS 商品ページ、2026年10月時点)

Office LTSC 2024は商用と政府機関向けの版で、家庭・学生・小規模企業向けのOffice 2024とは別物。

Home 2024とHome & Business 2024の違いは、メールソフトのOutlookの有無です。

Office 365は2020年4月にMicrosoft 365へ名前が変わり、今は月額や年額で使う版を指します。

Microsoft公式が挙げる、非正規品を見分ける5つ

Microsoftは「非正規品の Office にご注意ください」のページで、見分け方を5つ挙げています。

極端に安い価格で販売されている場合は、特にご注意ください。

出典:Microsoft「非正規品の Office にご注意ください」

公式の項目 商品ページのどこに出るか
①Office Professional PlusやOffice 365を販売している 商品名・仕様欄のOfficeの名前
②国内向けに売られていないエディション(Home and Studentなど) 商品名・仕様欄のOfficeの名前
③他国語版を販売している 仕様欄の言語・「英語版」などの表記
④OEM版・DSP版と称したエディション 商品名・説明文
⑤CD-ROMやDVD-ROMなどのメディアが添付 付属品の欄

1つ目のProfessional Plusについて、公式は次のように書いています。

Office Professional Plus は、企業向けの商品で一般消費者向けには販売されていません。

出典:Microsoft「非正規品の Office にご注意ください」

他国語版も、日本国内では認証されないと公式ははっきり書いています。

Office 2024などの今の製品はメディアが付かず、ネットからダウンロードして入れる形です。

「インストール済み・認証済み」は店に聞く3つで確かめる

Microsoftが挙げる正規の買い方の1つは、「Office搭載パソコンを購入する」です。

日本で個人用にOfficeが入ったパソコンは、個人用のMicrosoftアカウントで認証すると公式FAQにあります。

認証済みで届くこと自体は公式の5つの見分け方に入っていないので、決めつけずに次の3つを店に聞きましょう。

店に聞く3つ
  • Officeは誰のMicrosoftアカウントに紐づく形か
  • 再インストールが要るときはどうするか
  • Officeの正式名称(エディション名)は何か

個人用のプレインストールOfficeは、最初に設定したアカウントのページから再インストールする仕組みです。

1と2の答えがそろえば、買ったあとも自分で入れ直せるかが見えてきます。

初期設定済みで届くこと自体が気になる人には、中古パソコンの初期設定済みが怖い理由と対策もおすすめです。

Amazon整備済みやフリマのオフィス付きは出品者と保証で見る

Amazon整備済み品の整備の工程は、診断・部品交換・クリーニング・検査・再梱包の5つです。

Officeの正規・非正規を見る項目は、この中に入っていません。

Office付きの整備済み品は、出品者の商品ページでOfficeの正式名称と付け方を読みます。

買う場所 Officeで見るところ
Amazon整備済み 出品者の商品ページのOfficeの正式名称と付け方
フリマ・個人の出品 出品者ごとに説明が違うので、出品者の説明でOfficeの正式名称と付け方、返品の条件を確かめる
中古店 仕様欄のOfficeの名前と、保証・返品の条件

出品者や保証の見方は、Amazon整備済み品のパソコンはやめとけかを調べた記事にまとめました。

メルカリで買う前の注意点は、メルカリの中古パソコンの危険性と注意点にあります。

格安キーの実例は、ヤフオクのプロダクトキーを実際に買ってみた記事が詳しいです。

店で買うときにOfficeのほかに見る3つ
  • 古物商許可番号と会社の連絡先が載っているか
  • 保証の期間と、故障したときに交換か返金か修理か
  • お客様都合の返品ができるか、その期限

外観やバッテリーまで含めた注意点は、30台を自腹で買って分かった中古パソコンの注意点にまとめています。

正規のオフィス付き中古パソコンは上乗せいくら?3通りの選び方

正規のMicrosoft Officeを付けると多くの店で上乗せがあり、その額と中身は店ごとに違います。

選び方は「WPSで済ませる」「最初から付いた版を買う」「本体だけ買って単品を足す」の3通りで、初心者はWPSで十分です。

あらかじめ Office が搭載されたパソコンをご購入いただくことで入手できます。

出典:Microsoft「非正規品の Office にご注意ください」

中古店の「オフィス付き」の中身と上乗せ額を店ごとに並べた

同じ「オフィス付き」でも、標準で付くのがWPSの店と、Microsoft Officeを有料で足す店に分かれます。

スクロールできます
店 標準で付くもの Microsoft Officeの付け方 上乗せ額(例)
PC STORE Office版かWPS版を選ぶ 同じ機体のMicrosoft Office 2024 Home and Business付き版 WPS版との差額20,000円(87機種すべて)
WPS Office 2(S/A/B/Cランク・訳あり品) 付かない -
ビーストック なし 有料オプション(Home & Business 2024) 33,000円
アルパカPC WPS Office 2(全品) 自社サイトのオプション(開封後返品不可) 38,800円
まーぶるPC WPSが多い 有料オプション(Office 2024) 39,800円
PChands 新品WPS Office Home & Business 2024へ変更 42,790円(自社サイト)
ZERO PC WPS 永続版のオプション(Home & Business 2024) 25,300円〜33,000円(ページで表記が異なる)
USED-PC なし(WPSは5,000円のオプション) 有料オプション(Office 2024 H&B) 35,000円
ノートストック なし オプション・一部商品に付属(Office 2024 H&B) 30,000円
一部WPS 有料オプション(Home & Business 2024) 39,600円(商品ページの例)
パソコン市場 WPS オプション(Office 2024・POSA・2PC版) 33,000円(商品ページの例)
中古パソコン直販 なし 有料オプション(WPSも有料) 商品ページで確認
くじらや 基本はWPS Office 2024 H&B(POSA版)付きの商品あり 付いた商品の価格に含む
ドスパラ(中古) - Office 2024付きの商品あり 付いた商品の価格に含む
リョーナン(楽天市場) 商品による(互換ソフト付きの商品もある) Office 2024付きの商品あり 付いた商品の価格に含む
Officeを単品で買う(Microsoft Store) - Office Home & Business 2024 43,980円
Officeを単品で買う(Amazon・販売元Amazon.co.jp) - Office Home & Business 2024 42,101円
※税込。PC STORE・Microsoft Store・Amazonは2026年10月25日、ほかの店は2026年10月中旬に各公式サイトで確認した値。価格は変動するため、最新は各公式サイトで確認。PC STOREの行はWPS版との差額、ほかの店はオプション代で、本体を含めた総額の比較ではない

表の下2行の単品は、Microsoft Storeの日本向けの表記で2台まで使える版です。

パソコンに付いたOfficeはそのパソコンでのみ使える版なので、上乗せ額と単品の値段は使える台数の違いもあわせて見ます。

のお気楽返品で返品したときは、Microsoft Officeの代金は返金されません。また、くじらやの後付けのオプションはOffice 2013で、サポートが終わった版です。

柏原
私が買ったとくじらやはOfficeソフト付きでした。
PCWRAPで買ったときの同梱物。スタートガイドブック、WPS Office 2の書類、重要書類在中の封筒、緩衝材に包まれた本体
PCWRAPで買ったときは、スタートガイドブックの横にWPS Office 2の書類が入っていました(筆者撮影・2023年12月)

ほかの店で買った分は、もともとOfficeソフトが付かない商品でした。

初心者はWPS付きのクオリットで十分

クオリット公式サイトのトップページ
クオリットのトップページ(出典:クオリット公式サイト、2026年10月時点)
項目 内容
Office WPS Office 2(S/A/B/Cランクと訳あり品。バリュー品とApple製品には付かない)
バッテリー S〜CランクのWindows機は満充電が新品時の80%以上
保証 12か月(修理ではなく交換か返金)
返品 お客様都合の返品はできない
送料 全国送料無料
発送 3〜4営業日

学校や会社にMicrosoft Officeを指定されていない初心者は、WPS付きで十分です。

WPS Officeの販売元は、Microsoft Officeの主なファイル形式に対応していると説明しています。

WordやExcelのファイルを開いて直す、文書や表を作るくらいの使い方なら、上乗せを払ってまでMicrosoft Officeにしなくていい、というのが私の考え。

WPSで困りやすいのは、次の3つに当てはまる人です。

  • 学校や会社にMicrosoft Officeを指定されている
  • Excelのマクロ(VBA)を使う
  • レイアウトの細かいファイルをやり取りする
柏原
迷ったら、学校や会社に指定があるかだけ先に聞いてみて。

3つに当てはまらない人には、のランク品が候補です。

S/A/B/CランクにはWPS Office 2が付き、S〜CランクのWindows機は満充電が新品時の80%以上の個体に限られます。

Officeの上乗せをせず、バッテリー80%以上のランク品から本体を選びたい人には。法人向けレンタルの返却品から選んだ本体で、不具合のときは12か月の保証で交換か返金を受けられます。

クオリットの保証期間と保証内容。ランク品とバリュー品は12カ月、訳あり品は出荷日から10日間。不具合と判断した場合は交換か返金で対応
ランク品は12カ月の保証で、不具合のときは交換か返金で対応します(出典:クオリット「ご利用ガイド」商品の保証、2026年10月時点)

Microsoft Officeは付かず、お客様都合の返品はできません。バリュー品にはWPSも付かないので、Officeソフトが要る人はS〜Cランクか訳あり品から選びます。

マクロやレイアウトまでWPSで足りるかは、WPS OfficeとMicrosoft Officeの違いを比べた記事に書きました。

状態やバッテリーの評判は、クオリットの口コミ54件を読んだ評判の記事が詳しいです。

修理を待たずに交換か返金で済む12か月の保証付きで、WPS付きのランク品の在庫は下のボタンから確認できます。

\S〜Cランクはバッテリー80%以上/

/新規会員登録で今なら10%offクーポンあり\

PC STOREの87機種で、Office版とWPS版の差額を数えた

3つのどれかに当てはまりMicrosoft Officeが要る人向けに、同じ機体をOffice版とWPS版の2つのページで売るPC STOREの上乗せも数えてみた結果がこちら。

サイトマップの商品ページ199件から、同じ機種名のOffice版89件とWPS版87件を突き合わせました。

各ページの税込価格を2026年10月25日に読むと、組になった87機種すべてで差額が同じ額でした。

機種 Office版 WPS版 差額
dynabook R63/J 49,800円 29,800円 20,000円
LIFEBOOK U7410/D 69,800円 49,800円 20,000円
VAIO Pro PK 74,800円 54,800円 20,000円
Elite Dragonfly G2 99,800円 79,800円 20,000円

商品ページでは、付いてくるOfficeを次のように説明しています。

付属のMicrosoft Office 2024 Home and Businessは買い切り型の正規ライセンスで、月額料金は一切かかりません。

出典:PC STORE公式サイト LIFEBOOK U7410/D 商品ページ

Office 2024のMicrosoftのサポートは2029年10月までです。店の説明では、そのあともソフト自体は使い続けられるとのこと。

ライセンスの種類(リテール版・OEM版など)までは店の説明にないため、気になる人は店に聞く3つが手がかりです。

組になった機種の中ではOfficeの上乗せがどの機種も同じ額なので、本体はスペックと予算だけで選べます。

Microsoft Officeを指定された人はPC STOREのOffice版

PC STOREのトップページ。全商品標準180日保証・全国一律送料無料の表示
PC STOREのトップページ(出典:PC STORE公式サイト、2026年10月時点)
項目 内容
Office Office版=Microsoft Office 2024 Home and Business(店の説明では正規ライセンス認証済み・買い切り型)
WPS版=WPS Office 2
届く状態 Office搭載のパソコンも初期設定済みで納品(店のFAQ)
保証 180日(液晶は30日・6,600円で365日に延長)
返品 7日以内ならお客様都合でも返品・交換できる(送料は自分で負担・商品によって異なる)
送料 全国送料無料
発送 通常5日以内

学校や会社にMicrosoft Officeを指定された人が店を選ぶときに見るのは、次の3つです。

  • 最初からMicrosoft Office 2024が付いた版を選べる
  • 同じ機体でWPS版とも比べられる
  • 届いて合わないときに、7日のお客様都合の返品(商品によって異なる)と保証180日がある

3つがそろっている店として選んだのがPC STOREで、同じ機体のOffice版とWPS版が並ぶ店です。

PC STOREは、指定されたWordとExcelを正規のOffice 2024ですぐ使いたい人に向いています。

液晶の保証は30日で、発送は通常5日以内です。商品写真は、複数台の在庫から標準的な外観の1台を撮ったもの。店のFAQは、中古ノートのバッテリーはほとんど使えないものと考えてほしいと説明しています。

電源のない場所で長く使う人には、バッテリー80%以上のランク品が並ぶも選択肢です。

PC STOREの「Microsoft Office搭載」の商品一覧。Office Home & Business 2024 インストール済みのノートが並ぶ
トップのメニュー「Microsoft Office搭載」から、Office 2024付きの商品一覧に進めます(出典:PC STORE公式サイト「Microsoft Office搭載」の商品一覧、2026年10月時点)

机で使う人やOfficeを最優先する人は、店の説明では、Office 2024がインストール・認証済みの状態で届きます。

ボタンの先は、PC STOREのトップページです。

メニューの「Microsoft Office搭載」から、Office 2024付きのノートを確認できます。

\ 同じ機体でOffice版とWPS版を選べる /

買った人の声を読んでから決めたい人は、PC STOREの口コミ・評判を利用者の声から検証した記事が参考になります。

Officeを持っている人・単品で買う人は本体だけ選ぶ

Microsoft 365を契約中の人や単品を買う人は、Officeの付かない本体を選べば上乗せがいりません。

柏原
私はOfficeだけAmazonで別に買って使っていました。
Microsoft Office Home & Business 2021のカード版。2台のWindows PC/Mac用
Amazonで買ったOffice Home & Business 2021のカード版(筆者撮影)

今から買う人の候補は、サポートが2029年10月まで続くOffice Home & Business 2024です。Office 2021のサポートは、2026年10月13日に終わりました。

MicrosoftはAmazon.co.jpを、正規品を売るオンラインマーケットプレイスの1つに挙げています。

Amazonで買うときに確かめたいのは、出荷元・販売元がAmazon.co.jpかどうかです。下の商品は出荷元・販売元ともAmazon.co.jpで、商品説明には「PC使用台数:2台まで使用可能」とあるもの。プロダクトキーはカードの裏面に書かれています。

インストールと認証は自分で行い、商品説明のとおり返品は受け付けていません。

パソコンに最初から入っていたOfficeは、そのパソコンでのみ使える版です。

前のパソコンに最初から入っていたOfficeは新しい中古に移せませんが、単品で買ったOfficeなら使える台数の範囲で入れ直せます。

なぜ安いか知らずにオフィス付き中古パソコンを買ってしまったら

先に購入先へ確かめ、非正規と分かったら公式の窓口に知らせ、使い続けたい人は正規版を用意し直します。

購入先にOfficeの正式名称と認証の方法を聞く

最初にやるのは、店に聞く3つをそのまま購入先に聞くことです。

聞くこと 答えで分かること
Officeの正式名称 Professional Plusなど、一般消費者向けではない版かどうか
どのアカウントに紐づくか 自分のアカウントで使い続けられるか
再インストールの方法 パソコンを初期化したあとも入れ直せるか

答えがあいまいなときや、Professional Plusと分かったときは、保証や返品の期限のうちに相談しましょう。

店によっては、お客様都合の返品や初期不良の申し出に期限があります。期限を先に押さえておけば、Officeの答えを待つあいだに返品の期間が過ぎる心配は小さくなるはずです。

届いてすぐに確かめることは、中古パソコンを買ったらやること10項目にまとめました。

非正規品と分かったらMicrosoftの窓口に知らせる

非正規品と分かったら、Microsoftが案内している窓口に情報を知らせられます。

寄せられた情報は、精査したうえで上の団体と共有されることがあると公式は説明しています。

知らせても、手元のOfficeが正規に変わるわけではありません。

Word・Excelを使い続けたい人は、次の項目の正規版の用意まで進めます。

使い続けたい人は正規のOfficeを買い直す

使い続けたい人の買い直し方は、本体を残すか替えるかで2つに分かれます。

今の状況 買い直すもの
本体は使い続ける 単品のOffice Home & Business 2024(出荷元・販売元Amazon.co.jp)
本体ごと替える Office版の中古ノート(PC STOREなど)

単品を出荷元・販売元がAmazon.co.jpの商品にすれば、Microsoftが正規品の売り場に挙げる店から買えます。

本体ごと買い替えを考える人の候補は、同じ機体のWPS版とも比べられるPC STOREのOffice版です。

Office版は、店の説明では正規ライセンス認証済みのOffice 2024 Home and Businessで届きます。自分でOfficeを入れて認証する手間はありません。

中古パソコンのオフィス付きでよくある質問

オフィス付きの中古パソコンは違法ですか?

ライセンスの付いたWPS付きの中古も、正規のMicrosoft Officeが付いた中古も、買って使うのは違法ではありません。気をつけたいのは、正規の手順で用意されていないMicrosoft Officeです。手口は理由3にまとめました。

「Office付き」と書いてあればMicrosoft Officeですか?

互換ソフトのWPS Officeを「Office付き」と書く商品もあるため、表記だけでは決まりません。仕様欄でOfficeの正式名称を確かめれば、中身ははっきりします。見方は商品名と仕様欄の見方のとおりです。

WPS Officeでも学校や会社のファイルは開けますか?

WPS Officeの販売元は、Microsoft Officeの主なファイル形式に対応していると説明しています。マクロやレイアウトが大事なファイルを扱う人は、学校や会社の指定を先に確かめましょう。WPSで足りる人の選び方はクオリットの項目にあります。

オフィス付き中古パソコンの相場はどのくらいですか?

WPS付きは本体の値段に含まれる店が多く、Microsoft Officeは上乗せになる店が多数派です。PC STOREでは、同じ機体のOffice版とWPS版の差が、組になった87機種で同じ額。額は店ごとの表に並べています。

Office Professional Plus付きの中古パソコンは買っても大丈夫ですか?

公式によるとOffice Professional Plusは、一般消費者向けに売られていない企業向けの商品です。個人向けの中古で見かけたら、選ばずに別の商品を探しましょう。ほかの見分け方は公式の5つにあります。

届いたときにOfficeが認証済みなのは怪しいですか?

認証済みで届くことは、Microsoftが挙げる非正規品の5つの見分け方に入っていません。それだけで決めつけず、アカウントの紐づけ・再インストール・正式名称の3つを店に聞けば中身が分かります。聞き方は店に聞く3つのとおりです。

Office 2021付きの中古パソコンはまだ使えますか?

Office 2021のサポートは2026年10月13日に終了しました。アプリは動き続ける可能性がありますが、セキュリティ修正は届きません。今から買う人の候補はOffice 2024の付いた版で、名前の見方は商品名と仕様欄にあります。

前のパソコンのOfficeを中古パソコンで使えますか?

パソコンに最初から入っていたOfficeは、そのパソコンでのみ使えるとMicrosoftのFAQは説明しています。単品で買うOfficeは、Microsoft Storeの日本向けの表記で2台まで使える版です。単品の選び方は本体だけ選ぶ人の項目にまとめました。

MARのラベルがあればOfficeも正規ですか?

MARはWindowsの再生PC向けの制度で、Officeのライセンスとは別の話です。Officeの正規・非正規は、商品ページのOfficeの名前で見ます。仕組みは理由2で触れました。

非正規のOfficeを使うと罰せられますか?

著作権法では、違法なコピーと知って仕事のパソコンで使う行為に、113条5項と119条2項6号の罰則があります。違法なコピーを作る側は119条1項、違法コピーと知って売る側は113条1項2号と119条2項3号の対象です。家庭での扱いを含め、条文の違いは著作権法の項目にまとめました。

まとめ:中古パソコンのオフィス付きは、なぜ安いかを見てから選ぼう

オフィス付きの中古パソコンが安い理由のうち、2つはWPSと本体の安さで、避ける理由になりません。

気をつけたいのは、非正規のMicrosoft Officeだけ。

中身が分かれば、指定のない初心者はWPSで十分だと自分で決められます。

記事のポイント

Officeの上乗せに回すお金があるなら、バッテリーや状態のよい本体に回したほうが、初心者は長く使いやすいでしょう。

Office以外の条件で店を比べたい人には、中古パソコンを買うならどこかを写真で確かめた記事もおすすめです。

柏原
初心者なら、まずクオリットのWPS付きから見てみてください。

のS/A/B/Cランクには、WPS Office 2が付属。S〜CランクのWindows機は満充電が新品時の80%以上で、不具合のときは12か月の保証で交換か返金を受けられます。

学校や会社にMicrosoft Officeを指定された人はPC STOREのOffice版、Officeをもう持っている人は本体だけを選びましょう。

WPS付きのランク品の在庫は、下のボタンから確認できます。

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この記事を書いた人

柏原のアバター 柏原 中古パソコン初心者購入ガイド 運営者

中古パソコン初心者購入ガイドを運営する柏原です。これまで30台以上の中古パソコンを自腹で購入・検証し、複数の中古PCショップを実際に利用してきました。

ThinkPadやLet's noteなどの使用経験をもとに、「自分が家族や友人にすすめられるか?」を基準に、初心者にもわかりやすく正直な情報を発信しています。

製品仕様や制度については、メーカー公式サイトや公的機関の情報も確認しながら記事を作成しています。

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