楽天モバイルに乗り換えてから、非通知の着信が気になり始めた方は意外と多いんじゃないかなと思います。「なんで急に非通知がかかってくるの?」「これって迷惑電話?それともRakuten Linkの仕様?」と混乱しますよね。
実は、楽天モバイルへの非通知着信には大きく2つのパターンがあって、それぞれ対処法が違います。単純な迷惑電話のケースもあれば、Rakuten Linkの仕様上、知人が意図せず非通知で発信してしまっているケースもあるんです。
この記事では、非通知でかかってくる理由から、iPhoneやAndroidでの着信拒否の設定方法、楽天モバイルで使える迷惑電話対策サービスの使い方まで、まとめて解説します。
非通知を着信拒否したい方も、自分が非通知になってしまっている原因を知りたい方も、ここを読めばひとつずつ解決できるはずです。
- 楽天モバイルに非通知でかかってくる主な理由と背景
- Rakuten Linkで意図せず非通知発信になってしまう原因と直し方
- iPhoneとAndroidそれぞれの非通知着信拒否の設定方法
- 楽天モバイルで使える迷惑電話対策サービスの特徴と注意点
楽天モバイルに非通知でかかってくる理由とは
まず「なぜ非通知がかかってくるのか」を整理しておきましょう。原因によって対処法がまったく変わるので、ここをきちんと理解しておくことが大事です。
私自身、楽天モバイルに乗り換えてからたまに非通知着信があるんですが、基本的に非通知は出ない方針にしているので着信音が鳴るだけで終わっています。
ただ、「これって何なんだろう?」という疑問はずっとあって、調べていくうちに「なるほど、楽天モバイル特有の事情もあるんだな」と気づきました。同じように気になっている方のために、原因別にまとめてみます。
Rakuten Linkの仕様が原因のケース
意外と多いのが、知人や家族など身近な人が楽天モバイルユーザーで、Rakuten Link経由で発信したら非通知になってしまったというケースです。
Rakuten LinkはIP(インターネット)を使った音声通話アプリなので、楽天モバイルの回線(4G/5G)を経由していないと、発信者番号を正しく相手に伝えられません。
たとえば発信者がWi-Fiだけに接続した状態でかけてきたり、デュアルSIMで楽天以外の回線がメインになっていたりすると、受け取り側には「非通知」と表示されてしまいます。
本人はまったく非通知にするつもりがないのに、アプリの仕様と通信環境の組み合わせで自動的に非通知になってしまうというわけです。
Rakuten Linkで発信した通話の着信履歴は、Rakuten Linkアプリの中にしか残りません。iPhoneやAndroidの標準電話アプリの履歴に表示されないことがあるのはそのためです。「かかってきた気がするけど履歴がない」という場合は、まずRakuten Linkアプリの履歴を確認してみましょう。
迷惑電話・スパムコールのケース
もうひとつのパターンが、いわゆる迷惑電話です。自動ダイヤラーを使った勧誘電話や、フィッシング目的の詐欺電話など、意図的に非通知で発信してくるケースがこれにあたります。
楽天モバイルに乗り換えたタイミングで増えたと感じる方もいますが、これは楽天モバイルが原因というよりも、電話番号の取得タイミングや、過去にどこかで電話番号が流出しているケースが多いです。
特定のキャリアだから狙われやすい、ということは基本的にありません。
非通知の電話に出てしまうと、「通じる番号だ」と判断されてさらに頻繁にかかってくることがあります。身に覚えのない非通知着信は、基本的に出ないのが無難です。
知人が誤って非通知発信しているケース
「電話番号の先頭に184をつけてかけると非通知になる」というのはご存じの方も多いと思いますが、電話帳に登録した番号に誤って184が含まれていたり、過去に非通知で発信した履歴からリダイヤルしてしまっているケースもあります。
また、格安スマホを使っている方の中には、プレフィックス番号(特定の番号を頭につけることで通話料を安くする仕組み)を付けて発信すると、相手側に非通知と表示されることがあります。
発信者本人はまったく気づいていないことが多いので、「心当たりのある人からかもしれない」と思ったら、SNSやLINEで確認してみるのもひとつの手です。
楽天リンクで意図せず非通知になる原因
「自分が相手に非通知で発信してしまっているかもしれない」という方のために、Rakuten Linkで非通知になる原因をひとつずつ整理します。思い当たる項目がないか、確認してみてください。
Wi-Fi接続のみで発信している
Rakuten Linkで発信する際、楽天モバイルの回線(4G/5G)に接続していないと非通知になります。自宅のWi-Fiや公衆Wi-Fiだけに接続した状態での発信がこれにあたります。
「Wi-Fiにつながっていてもスマホは使えるのに、なんで?」と思うかもしれませんが、Rakuten LinkはIP通話アプリなので、楽天モバイルの回線を経由した認証が取れないと発信者番号を正しく伝えられない仕様になっています。
対処法:重要な電話をかける前は、Wi-Fiをいったんオフにして、画面上部に「4G」または「5G」の表示が出ていることを確認してから発信しましょう。
デュアルSIMの回線設定が誤っている
2枚のSIMを1台のスマホで使うデュアルSIM構成を組んでいる方は要注意です。モバイルデータ通信や音声回線の優先設定が楽天モバイル以外になっていると、他社の回線経由でRakuten Linkが通信してしまい、非通知になります。
そもそもRakuten Linkは楽天モバイル回線での利用を前提に作られているため、他社回線での動作は保証対象外です。設定の確認場所はiPhoneとAndroidで異なります。
- iPhone:「設定」→「モバイル通信」→「音声回線」が楽天モバイルになっているか確認
- Android:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」から、音声回線・データ通信ともに楽天モバイルを選択
VPN使用中に発信している
VPN(仮想プライベートネットワーク)を使っていると、通信が別のサーバーを経由するため、楽天モバイル側から見ると「正規の回線からのアクセスかどうか判別できない」状態になります。その結果、発信者番号が非通知として処理されます。
対処法:通話の前にVPNをオフにしてから発信してください。VPNアプリによっては「スプリットトンネリング」という機能があり、Rakuten LinkだけをVPNの対象から外す設定ができる場合もあります。
my楽天モバイルの非通知設定がオンになっている
my楽天モバイルの設定画面に「発信者番号非通知」というオプションがあり、これが誤ってオンになっていると、どんな良好な回線環境でもすべての発信が非通知になります。
- my楽天モバイルにログイン
- 「契約プラン」または「プランに含まれるオプションサービス」を選択
- 「発信者番号非通知」がオフになっているか確認する
- オンになっていた場合はタップしてオフに切り替える
なお、楽天モバイルでは「147」に発信すると発信者番号を非通知に設定、「148」に発信すると非通知設定を解除できます(出典:楽天モバイル公式FAQ)。意図せず147に発信していた場合は、148に発信して解除しましょう。ただし147・148はRakuten Linkの無料通話対象外で、発信時は自動的に標準電話アプリに切り替わり通話料が発生します。標準電話アプリから発信してください。
2回線以上契約している場合は、画面上部で手続きしたい電話番号を選択してから確認してください。
「184」が電話番号についている
電話番号の先頭に「184(イヤヨ)」を付けて発信すると、キャリアや機種を問わず非通知になります。意図的に非通知で発信した履歴からリダイヤルしたり、電話帳の登録番号に誤って「184」が含まれていると、気づかず非通知で発信してしまいます。
対処法:着信履歴や電話帳を見直して、「184」が先頭についている番号がないか確認しましょう。逆に、非通知設定がオンになっている場合に番号を通知して発信したいときは、先頭に「186」をつけることで1回限りの通知発信が可能です。
以下の表で、非通知になる原因と対処法をまとめて確認できます。
| 原因 | 非通知になる理由 | 対処法 |
|---|---|---|
| Wi-Fi単独接続 | 楽天回線を経由した認証ができないため | Wi-Fiをオフにして4G/5Gで発信 |
| デュアルSIM設定ミス | 他社回線経由でRakuten Linkが通信するため | 音声回線・データ通信を楽天モバイルに固定 |
| VPN使用中 | 通信経路が変わり正規アクセスと認識されないため | 通話前にVPNをオフにする |
| my楽天モバイルの設定 | キャリア側で非通知フラグがオンになっているため | 「発信者番号非通知」をオフに変更(または標準電話アプリから148に発信して解除※通話料あり) |
| 「184」の付与 | 非通知発信コマンドが実行されているため | 電話帳・履歴から184を含む番号を確認・修正 |
非通知着信をiPhoneで拒否する方法
Rakuten Linkには残念ながら非通知着信を拒否する機能が搭載されていません。そのため、iPhoneの機能を組み合わせて対処する必要があります。いくつか方法があるので、自分の状況に合ったものを選んでください。
不明な発信者を消音の設定手順
iPhoneには「不明な発信者を消音」という機能があり、連絡先に登録されていない番号や非通知からの着信を自動でサイレント着信にして、ボイスメールに転送してくれます。
- 「設定」アプリを開く
- 「電話」をタップ
- 「不明な発信者を消音」をオンにする
この設定をオンにすると、非通知の着信音は鳴らなくなります。着信履歴には残るので、後から確認することは可能です。
この設定は連絡先に未登録の番号すべてに適用されます。宅配便の配達員や病院、行政機関など、重要な電話まで消音になってしまう可能性があります。使う際はこのトレードオフを理解した上で設定してください。
Rakuten Linkをログアウトして標準アプリに切替
より確実に非通知着信をブロックしたい場合、Rakuten Linkからログアウトする方法が最も効果的です。
Rakuten Linkがログイン状態だと、iPhoneのOS側で設定した着信ブロックをすり抜けてRakuten Linkアプリに着信が届いてしまうことがあります。ログアウトしておけば、着信はすべてiOS標準の電話アプリに転送されるため、iOSのブロック機能が完全に機能します。
デメリットとして、Rakuten Linkの無料通話が使えなくなります。自分から発信するときだけログインして使う、という運用になりますが、迷惑電話が頻繁にかかってきて困っている時期には有効な手段です。
設定の注意点とデメリット
iPhoneでの非通知対策をまとめると、完全にブロックするにはRakuten Linkのログアウトが最も確実ですが、Rakuten Linkの利便性を保ちつつ対処したい場合は「不明な発信者を消音」との組み合わせがよいかなと思います。
どちらの方法も完璧ではなく、それぞれトレードオフがあります。自分がどちらをより重視するかで選ぶのがベストです。
非通知着信をAndroidで拒否する方法
Androidの場合もRakuten Linkが標準電話アプリの設定を回避して着信してしまうことがある点はiPhoneと同様です。ただし、Androidならではのアプローチがいくつか使えます。
標準電話アプリでの着信拒否設定
Androidの標準電話アプリには、非通知(番号非通知)の着信を拒否する機能が搭載されています。メーカーやOSバージョンによって表記が異なりますが、「番号未設定」「非通知」の着信をブロックする設定が見つかるはずです。
- 標準電話アプリを開く
- 右上のメニュー(三点リーダー)→「設定」を選択
- 「着信拒否」または「迷惑電話のブロック」を選択
- 「非通知」「番号未設定」の着信をオンにする
ただし、Rakuten Linkがバックグラウンドで動作していると、この設定をすり抜けてRakuten Linkアプリで着信してしまうことがあるため、次の対処も合わせて行うのが効果的です。
Rakuten Linkのバックグラウンド通信を制限する方法
AndroidではRakuten Linkのバックグラウンドデータ通信を制限することで、Rakuten Linkがバックグラウンドで着信パケットを受け取れないようにできます。すると、楽天モバイルのネットワーク側はデータ着信に失敗したと判断して、標準電話アプリへと着信を転送します。
- 「設定」→「アプリ」→「Rakuten Link」を選択
- 「データ使用量」または「モバイルデータとWi-Fi」をタップ
- 「バックグラウンドデータ」をオフにする
- Wi-Fiをオフにした状態でRakuten Linkアプリを強制終了(タスクキル)する
バックグラウンドデータを制限すると、Rakuten Linkのチャット(メッセージ)のリアルタイム受信にも遅延が生じます。あくまでトレードオフとして理解した上で設定してください。
Androidでも最終的に最も確実なのはRakuten Linkからのログアウトです。バックグラウンドの挙動やOSのバージョンに依存しないため、将来のアップデートで設定が変わるリスクもありません。
楽天モバイルで使える迷惑電話対策サービス
端末側での設定に限界を感じている方のために、楽天モバイルが提供するネットワーク・サービス側の対策についても紹介します。ただし、後述する通り、いずれもRakuten Link経由の着信には対応していないという重要な制限があります。
楽天モバイルには「非通知一括ブロック」機能がない
ドコモやauには「番号通知お願いサービス」「番号通知リクエストサービス」といった、非通知着信をネットワーク側で一括ブロックできる無料サービスが存在します。しかし現時点で、楽天モバイルにはこれと同等のサービスが用意されていません。
「148に発信すれば非通知着信を拒否できる」という情報をネットで見かけることがありますが、楽天モバイルにおける148は「発信者番号の非通知設定を解除する」番号です(出典:楽天モバイル公式FAQ)。着信拒否の設定とは別の機能なので混同しないようにしましょう。
非通知着信をネットワーク側でブロックしたい場合、現状の楽天モバイルでは端末側の設定(前述のiPhone・Androidの方法)か、後述の有料サービスを組み合わせて対処するしかありません。
迷惑電話・SMS対策 by Whoscall(月額330円)
楽天モバイルが2024年7月より提供を開始した有料オプションです。膨大な電話番号データベースをもとに、詐欺や迷惑電話の可能性がある番号を自動で検知・着信拒否してくれます。
- 月額330円(税込)の有料オプション
- 詐欺・迷惑電話の可能性がある番号を自動判別してブロック
- 発信元が不明な番号でも企業名などを表示してくれる
- my楽天モバイルのWebサイトから申し込み可能
重要な制限:WhoscallはOS標準の電話アプリへの着信にのみ対応しており、Rakuten Link経由の着信は検知対象外です。Rakuten Linkをメインで使っている方には効果が限定的になる点に注意してください。
以下の表で、端末側の対策とサービス側の対策を比較できます。
| 対策方法 | 費用 | Rakuten Link着信への効果 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| iPhoneの「不明な発信者を消音」 | 無料 | △(一部すり抜けあり) | 連絡先未登録の番号もすべて消音になる |
| Rakuten Linkからログアウト | 無料 | ◎(完全対応) | 無料通話が使えなくなるトレードオフあり |
| Android標準アプリでブロック+バックグラウンド制限 | 無料 | △(設定次第) | メッセージ受信に遅延が生じる場合あり |
| Whoscall(月額330円) | 有料 | ✕(対象外) | 標準電話アプリへの迷惑電話を自動判別・ブロック |
まとめ:楽天モバイルへの非通知着信を解決しよう
楽天モバイルに非通知でかかってくる原因と対処法を整理してきました。最後に要点をまとめます。
- 楽天モバイルへの非通知着信は「Rakuten Linkの仕様による誤発信」と「迷惑電話」の2パターンがある
- Rakuten Linkで非通知になる主な原因はWi-Fi単独接続・デュアルSIM設定ミス・VPN使用・my楽天モバイルの設定・184の付与
- 楽天モバイルには非通知着信を一括ブロックするネットワークサービスがない点に注意
- iPhoneは「不明な発信者を消音」またはRakuten Linkからのログアウトで対処できる
- Androidは標準電話アプリでの着信拒否設定+Linkのバックグラウンド制限が有効
- 有料の「Whoscall(月額330円)」はRakuten Link着信には非対応のため効果が限定的
楽天モバイルには他キャリアのような非通知一括ブロックサービスがないのが現状です。そのため、Rakuten Linkをメインで使っている方が非通知着信を完全にブロックしようとすると、Rakuten Linkからのログアウト運用が最も確実な手段になります。
また、自分が意図せず非通知で発信してしまっている可能性がある場合は、Wi-Fiのオフ・デュアルSIM設定の見直し・VPNの無効化・my楽天モバイルの設定確認を順番にチェックしてみましょう。
なお、本記事の内容はあくまで一般的な情報の提供を目的としています。サービス内容や設定方法は変更される場合があるため、最新情報は楽天モバイルの公式サポートページをご確認ください。

